高速道路を走行中、「オービスが光った気がする…」と感じたことがある人は少なくありません。特に旅行中や遠出の際には、速度標識や設置場所の記憶が曖昧になることも。この記事では、オービスにまつわる誤解や、実際に光った場合どうなるのかについて詳しく解説します。
オービスの種類と仕組み
オービスには主に3種類あります。固定式(ループコイル式・Hシステム)、半固定式(LHシステム)、移動式(小型タイプ)です。特に高速道路ではループコイル式やHシステムが多く、車両がコイル上を通過した際の速度で判定されます。
ループコイル式では、あらかじめ道路に設置された感知器を通過した車両の速度を測定し、基準を超えていれば写真撮影されます。目視では機器の判別は難しいため、オービスかどうかの判断は難しいことが多いです。
光ったように見えた=撮られた、とは限らない
「白く光った気がする」という体験は、実際には多くの人が経験しています。しかしオービスのフラッシュは非常に強烈で明確に分かるほど光ります。そのため「光ったような気がする」レベルでは、たまたま反射材や外光、対向車のライトだった可能性も考えられます。
例えば、トンネル付近や照明が設置された高架橋などでは反射による勘違いが起こりやすいです。また、速度を落として通過していれば感知されないこともあります。
速度制限を10〜20km/h超えた場合の扱い
高速道路でのオービス作動基準は、概ね制限速度+30km/h以上(100km制限なら130km以上)です。120kmで走行していた場合、ギリギリ作動しない可能性もあります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、状況や地域によって異なる可能性もあります。
また、オービスでは前走車と後続車の区別もされています。前の車が撮られて自分は対象外、またはその逆というケースもあります。
オービスが作動した場合の通知と対処
オービスで撮影されていた場合、1〜4週間以内に警察から出頭通知が届くのが一般的です。通知が来なければ、撮影されていない可能性が高いと考えられます。ただし移動式オービスなどではその限りではありません。
通知が届いた場合には無視せず、記載された日時に必ず出頭しましょう。悪質な速度超過(30km以上)になると罰金だけでなく免許停止や点数の大幅加点の可能性もあります。
よくある誤解と注意点
- 「光った気がする」は勘違いである可能性が高い
- 120km走行=即アウトではない(+30km/hが目安)
- 通知が来なければ基本的に安心
- 常習的に速度を超えていれば要注意
また、追従走行中で前車がカバーになっていて写っていないケースや、並走による誤認識もあります。
まとめ:光ったかも?と不安なときの心構え
オービスが光ったかもしれないと不安になったときは、まず冷静に考えましょう。強いフラッシュでなければ勘違いである可能性も高く、120km程度での走行で即通知が届く可能性はやや低めです。とはいえ、速度制限は法的義務ですので、安全運転を心がけるに越したことはありません。
しばらくは郵便受けを注意しつつ、心配が続くようであれば記録として当日の走行状況をメモしておくと安心です。
コメント