トヨタ86のリアキャンバーを調整したい場合、特にリアロアアームを変更することで、車の走行性能に大きな影響を与えることができます。ただし、トーコン(トー角の調整機構)を純正のまま使用する場合、どれくらいキャンバーを付けることができるのでしょうか?この記事では、純正のトーコンを使用した際のキャンバーの調整範囲について解説します。
1. 86のリアキャンバー調整の基本
リアキャンバーとは、車両の後輪がどれだけ内向きに傾いているかを示す角度です。車のコーナリング性能を高めたり、タイヤの摩耗を均等にするために調整されることが多いです。リアキャンバーを調整する際、ロアアームの変更は一般的な手段です。
しかし、キャンバー角を大きく変更する場合、車両のジオメトリに大きな影響を与えることになります。そのため、トー角(タイヤの進行方向に対する角度)も合わせて調整する必要があります。
2. トーコン純正使用時のキャンバー調整限界
純正のトーコンを使用する場合、キャンバー角を過度に変更すると、タイヤの内減りが進みやすくなるなどの問題が発生する可能性があります。また、タイヤが横滑りしやすくなるため、走行中の安定性が低下することもあります。
一般的に、リアロアアームのみ変更した場合、キャンバー角は最大で1.5〜2度程度の調整が限界とされています。それ以上の調整を行うと、トー角の不均衡が原因でタイヤの摩耗が激しくなり、最悪の場合、タイヤの寿命が大幅に短くなる可能性があります。
3. キャンバー角調整後の注意点
リアキャンバーを変更する際は、キャンバー角だけでなくトー角も調整することが重要です。トーコンを純正のままで使用する場合、キャンバー角を大きく変更しすぎると、車両のハンドリングやタイヤ摩耗に悪影響を及ぼします。したがって、理想的には、トー角調整を含むジオメトリ全体の最適化が求められます。
もし、純正のトーコンで十分に調整できない場合、トーコンの変更も視野に入れることを検討すると良いでしょう。これにより、キャンバー調整の幅を広げることが可能になります。
4. キャンバーとトーコン変更のバランス
車両の足回りのジオメトリを変更する際、キャンバー角とトー角のバランスを取ることが最も重要です。例えば、過度にキャンバーをつけすぎると、逆に走行性能が悪化し、安全性に影響を与える可能性があります。理想的なバランスを取るために、専門的な設定や調整を行うことをお勧めします。
また、サスペンションや車両の他の部分との相性も考慮する必要があります。もし自分で調整するのが難しい場合は、専門のショップでの設定を依頼することが重要です。
まとめ
トヨタ86のリアキャンバー調整は、リアロアアームの変更だけで1.5〜2度程度の調整が可能ですが、それ以上の調整を行うと、純正のトーコンではタイヤ摩耗などの問題が発生する可能性があります。キャンバー調整を行う際は、トー角調整を含む全体的なサスペンションジオメトリの最適化が重要です。適切なバランスを取ることで、安全かつ高性能な走行が実現できます。

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