車検前に確認すべき!車室内キャリアバーの装着は問題になる?安全基準と対応ポイント

車検、メンテナンス

アウトドアや車中泊、荷物の整理用として人気のある車室内キャリアバー。便利なアイテムですが、「このまま車検に出しても大丈夫なのか?」という疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。この記事では、車室内キャリアバーを装着したまま車検を受ける際の注意点や基準について詳しく解説します。

車室内キャリアバーとは?

車室内キャリアバーとは、車内の天井やサイドのスペースに取り付けて、荷物を吊り下げたり収納したりするためのバーです。後部座席上部のスペースを有効活用できるため、キャンプ道具や衣類、傘などを整理するのに便利です。

特にスライドドア付きのミニバンやSUVで人気があり、DIY感覚で装着できる商品も多数販売されています。

車検で問題になるケースとその理由

基本的に、車室内キャリアバー自体が車検に通らない部品というわけではありません。ただし、以下のようなケースでは注意が必要です。

  • 走行中に脱落や落下の危険がある取り付け方法
  • 乗員の頭部スペースを著しく狭めている
  • エアバッグやシートベルトの作動を妨げている
  • 車両の構造や視界の安全基準に抵触する

これらの要素は「保安基準」に抵触する可能性があり、場合によっては検査員の判断で指摘されることもあります。

実例:検査で指摘されたケースとその対応

あるユーザーは、キャリアバーに吊り下げていたハンガー類が「視界を妨げている」として、車検場で取り外しを求められた経験があります。バー自体ではなく、吊り下げていた物の影響でした。

別の事例では、DIYで天井にねじ止めしたバーが「構造変更扱い」とみなされ、軽微な整備指摘として再検査になった例もありました。

車検前のチェックポイント

車室内キャリアバーを装着したまま車検に出す場合は、以下の点を確認しておきましょう。

  • 走行中に揺れて脱落しないようしっかり固定されているか
  • 荷物がぶら下がっていない状態で持ち込む
  • 前方・後方の視界を妨げていないか
  • 取り付けが内装の改造や損傷につながっていないか

不安がある場合は、「車検前に取り外しておく」のがもっとも確実です。

整備工場やディーラーに相談するのも安心

民間の整備工場やディーラーで車検を受ける場合は、「キャリアバーをつけたままで大丈夫ですか?」と事前に相談してみましょう。問題があるようであれば、預かり時に取り外してもらえるケースもあります。

また、整備記録簿に装着物の記載が必要になる場合もあるため、念のため写真を撮っておくとスムーズです。

まとめ:安全性と確認がカギ

車室内キャリアバーを装着したまま車検に出すこと自体は原則として問題ありませんが、取り付け状態や周辺の状況によっては、保安基準に抵触する可能性があります。

車検前には、安全性の確認と整備士への相談を行い、必要であれば一時的に取り外すことを検討しましょう。大切なのは、車と乗員の安全を最優先に考えた対応です。

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