近年、軽バンスタイルの車両が中高年層から注目を集めています。中でもスズキのスペーシアベースは、アウトドア・通勤・趣味利用など、幅広い用途に対応したユーティリティ性の高さが魅力です。本記事では、17年乗ったミニバンからスペーシアベースへの乗り換えを検討している方に向けて、乗り心地・使い勝手・積載性などを詳しく解説します。
スペーシアベースとはどんな車か
スペーシアベースは、スズキの人気軽ハイトワゴン「スペーシア」シリーズをベースに、リアシートを省略した貨物登録モデルです。最大の特徴は、フラットな荷室と4段階のマルチボードにより多彩なアレンジが可能な点です。
軽バンのような商用的な雰囲気ながらも、外観はスタイリッシュで、60代以上の方でも違和感なく乗れるデザインとなっています。
乗り心地と運転のしやすさ
ミニバンからの乗り換えで気になるのは、乗り心地と操作感。スペーシアベースは軽自動車ながらも、乗用車ベースの作りになっているため、サスペンションも比較的柔らかく、フラットな乗り味です。
また、全長約3.4m・全幅約1.5mというコンパクトサイズにより、高齢ドライバーでも取り回しが非常に楽です。加えて、前方視界が広く、運転席からの見晴らしも良好です。
実用性抜群の荷室設計と積載性
スペーシアベース最大の魅力は、広大な荷室スペースです。荷室長は約1,915mm(助手席倒し時)、荷室高は約1,200mm、荷室幅は最大で約1,210mm。特にマルチボードを活用することで、棚を作ったり、完全フルフラットにしたり、非常に柔軟な使い方が可能です。
趣味のキャンプ用品やDIY道具はもちろん、スーパーカブなどの小型バイクの積載にも対応できる設計です。
スーパーカブJA59は積載可能か?
スーパーカブJA59の全長は約1,915mm、ハンドル幅は約710mm、高さは約1,050mm。スペーシアベースの荷室サイズと照らし合わせると、前輪を若干斜めにしたり、ハンドルをたたむことで積載は物理的に可能です。
ただし、床面の強度や固定方法には注意が必要。ラダーを使って積み込む際は二人作業がおすすめです。また、荷室フロアに滑り止めマットを敷くことで、より安定して積載できます。
維持費や燃費も魅力的
スペーシアベースは軽自動車なので、税金・保険・車検費用などが非常に安価です。燃費は実燃費で18〜22km/L程度を記録することが多く、ミニバンと比べると維持コストは大幅に抑えられます。
年間の自動車税も一律10,800円で、60代で年金生活に近づいている方にも安心の経済性です。
スペーシアベースのユーザー事例
実際に60代の男性ユーザーBさんは、ヴォクシーからスペーシアベースに乗り換え、週末の釣りと日帰り旅行に活用。「低床で釣り道具の出し入れが楽。車中泊も快適」と高評価。コンパクトながらも実用性に富み、満足度は高いとのことです。
まとめ:スペーシアベースは中高年にもおすすめの実用派軽バン
スペーシアベースは、軽バンの使い勝手とスタイリッシュさを両立させた一台です。乗り心地、運転のしやすさ、維持費の安さ、積載性のどれを取ってもバランスが取れており、60代以降のセカンドライフに最適な選択肢といえるでしょう。
スーパーカブの積載も工夫次第で対応可能。ミニバンからの乗り換えでも大きな不満なく、日々の相棒として活躍してくれること間違いありません。
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