普通自動車免許(AT限定含む)をすでに持っている方が、原付二種(第二種原動機付自転車)を取得したいと考えるケースが増えています。特に「原付で二人乗りしたい」「もう少しスピードが出せるバイクに乗りたい」と思っている方には、原付二種は非常におすすめです。この記事では、免許取得にかかる費用、最安で取る方法、そして二人乗りに必要な条件まで詳しく解説します。
原付二種とは?メリットを簡単に紹介
原付二種とは、排気量51cc~125ccのバイクを指します。普通の50cc原付バイクとは異なり、二段階右折が不要、高速道路以外の自動車専用道路を走れる、制限速度が60km/hなど多くのメリットがあります。
さらに、原付一種(50cc以下)では認められていない二人乗りが可能です。ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。
普通自動車免許所持者が原付二種を取る場合の費用
普通免許を持っていれば、教習所で受ける教習の時間数が短縮され、費用もかなり抑えられます。教習所のコースは主に以下の2種類です。
- 小型二輪AT限定:排気量125ccまでのスクーター向け
- 小型二輪MT:クラッチ付き125ccまで
一般的な教習所での費用相場は次のとおりです。
免許の種類 | 教習時間 | 費用相場 |
---|---|---|
小型AT限定 | 学科なし+技能8時間 | 約5万〜8万円 |
小型MT | 学科なし+技能9時間 | 約6万〜9万円 |
住んでいる地域によって多少異なりますが、都市部の方が料金はやや高めになる傾向があります。
もっと安く取りたいなら「合宿免許」も選択肢
さらに安く取りたい場合は、地方の合宿教習所に行く方法もあります。交通費補助や宿泊費込みのパッケージで、4万円前後で取得できることも。
合宿免許は日数も短く、最短で3〜4日ほどで卒業できるケースもあり、時間をうまく作れる方にはとてもおすすめです。
原付二種で二人乗りするための条件とは
原付二種に乗っているだけでは、すぐに二人乗りできるわけではありません。以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 取得から1年以上経過していること
- 二人乗り用の装備が車体にあること(ステップ・グラブバーなど)
つまり、免許を取得してすぐに誰かを乗せることはできません。安全のためのルールなのでしっかり守りましょう。
よくある失敗談と注意点
費用を抑えようとして、非公認の格安スクールを選んでしまい、卒業しても免許センターで技能試験を受ける必要があるケースもあります。教習所選びでは、公安委員会指定校かどうかを必ず確認してください。
また、MTとATでは操作が異なるため、将来的にバイクを買う予定があるならMTを取っておくと選択肢が広がります。
まとめ:原付二種はお得で便利なステップアップ手段
普通自動車免許を持っていれば、原付二種免許は比較的安く短期間で取得できます。費用はおおよそ5万〜9万円程度で、合宿を使えばさらにお得になります。
二人乗りも可能で、生活の足としてもレジャー用途でも活用できる原付二種は、コストパフォーマンスが非常に高い乗り物です。安全第一で正しく免許を取得し、快適なバイクライフを始めましょう。
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