2024年4月、日本の運転免許制度に大きな変化がありました。特に注目されたのが、125cc以下のバイクに乗れる「原付二種免許(仮称)」の新設です。この記事では、今話題の制度改正について解説するとともに、スズキの人気バイク「GN125」に乗るにはどんな免許が必要なのか、最新の情報をもとにわかりやすく紹介します。
2024年4月施行の免許制度改正とは?
これまで日本で125ccのバイクに乗るには、「普通自動二輪免許(小型限定)」以上が必要でした。しかし、2024年4月から新たに16歳以上で取得可能な『原付二種免許(仮称)』が創設され、より簡易なカリキュラムとコストで125ccまでのバイクが運転可能となります。
この制度は「特定小型二輪免許」「小型限定免許(AT/MT)」などと混同されがちですが、今回の改正では新設免許の位置づけと内容に注目する必要があります。
新制度でGN125に乗れるのか?
GN125は125ccのMTバイクです。新たに創設された免許制度では、基本的にAT限定ではなくMT対応の免許を取得する必要があります。
つまり、「原付免許(50ccまで)」だけではGN125に乗ることはできません。また、「原付二種免許(仮称)」もAT限定で取得した場合にはGN125には乗れません。
GN125に乗るには、少なくともMT対応の小型限定普通二輪免許、または新制度のMT対応原付二種免許が必要です。
原付と原付二種の違いを整理しよう
免許の種類 | 排気量 | 代表的な車種 | 運転可能な条件 |
---|---|---|---|
原付免許 | 〜50cc | ヤマハ ビーノなど | 16歳以上 |
原付二種免許(新設) | 〜125cc | ホンダ PCX、スズキ GN125など | 16歳以上(MT/ATあり) |
普通二輪免許(小型限定) | 〜125cc | 同上 | 16歳以上(従来制度) |
このように、GN125に乗るには「50ccを超える排気量」に対応した免許が必要です。
なぜGN125に注目が集まるのか?
GN125は中国生産モデルを中心に今も人気が高く、クラシカルなデザインと堅実な走行性能が魅力です。中でも初心者にとっては車体が軽く、扱いやすいのが評価されています。
また、車両価格が安く、燃費も非常に良いため、通勤通学にも最適な一台といえるでしょう。
免許取得を検討している人へのアドバイス
現在、50cc以下の原付免許しか持っていない方がGN125に乗りたい場合、新制度に対応したMT免許の取得を検討しましょう。AT限定免許はスクーターにしか対応できないため、MTバイクには乗れません。
教習所では、ATとMTどちらも取り扱っていますが、MTの方が汎用性が高く将来的なバイク選びの幅も広がります。
まとめ:GN125に乗るには、原付免許では不十分
2024年4月から導入された新制度により、125ccバイクのハードルは確かに下がりました。しかし、GN125のようなMT車に乗るには、MTに対応した原付二種免許や普通自動二輪免許が必要です。原付免許(〜50cc)では乗ることはできません。
GN125に乗る未来を見据えて、正しい免許の取得とバイクライフの準備を進めましょう。
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