普通二輪卒業検定に落ちたらどうなる?追加料金と再受験の流れを解説

運転免許

普通二輪免許の取得において、卒業検定(卒検)は避けて通れない最後の関門です。しかし、もしこの卒検に落ちてしまった場合、追加でかかる費用や再受験までの流れについて不安を抱く方も多いでしょう。この記事では、卒検に不合格になった際の対応と費用感、学科の取り扱いなどを詳しく解説します。

卒検に落ちた場合の追加料金はいくら?

教習所によって異なりますが、卒検の再受験料はおおむね4,000円〜6,000円程度が相場です。加えて、補習が必要と判断された場合には技能教習1時限(約5,000円〜7,000円)が追加されることもあります。

たとえばある教習所では、「再検定料5,500円+補習1時限5,800円」で合計11,300円が追加となったケースもあります。料金設定は教習所ごとに異なるため、事前にパンフレットや公式サイト、窓口で確認しておくと安心です。

補習は必須なのか?自由なのか?

卒検に落ちたからといって必ずしも補習が義務になるわけではありません。多くの教習所では、検定後のフィードバックにより、技能面での問題点が明確な場合にのみ補習を指導員が勧める形式です。

自信がある内容であれば、補習を飛ばして再検定に臨むことも可能ですが、不合格の原因が「急制動」や「一本橋」など特定の課題にある場合は、1時限だけでも補習を受けておいた方が合格率は上がります。

学科はもう一度受け直しになるの?

すでに普通自動車免許を所持している方は、学科教習は1時限(法規講習)のみです。この学科については、卒検に落ちたとしても再履修の必要はありません。そのため、技能試験に合格することだけが再受験の条件となります。

ただし、卒検までの有効期限(入校から9カ月以内)を超えてしまった場合には、教習そのものが無効となってしまうため注意が必要です。

卒検再受験の流れと予約について

再検定の予約は、最短で翌日以降に可能な教習所もありますが、混雑状況によっては数日〜1週間ほど待つこともあります。また、再検定は基本的に平日開催の教習所が多く、社会人や学生の場合はスケジュール調整が重要です。

再受験の際も服装や持ち物(ヘルメット、グローブ、免許証など)に関するルールは変わらないため、初回と同様の準備をしましょう。

落ちても落ち込まないで。失敗は成功のもと

卒検に落ちてしまったからといって、免許取得が遠のくわけではありません。むしろ、多くの方が一度や二度は失敗を経験し、その上で合格を勝ち取っています。

重要なのは「なぜ不合格だったのか」を振り返り、改善のためにどう行動するかです。指導員のフィードバックを活かし、確実に合格へとつなげましょう。

まとめ:再受験に備えて冷静な対策を

卒検に落ちた場合の追加料金は、検定料+補習料で1万円前後が目安です。学科の再受講は不要であり、焦らず確実に次の検定へと備えることが大切です。

費用と時間をムダにしないためにも、自分の弱点を把握し、補習を有効活用して再挑戦に備えましょう。

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