ミニバンの代表格であるエルグランドやアルファードは、その大きなボディと快適性からファミリー層に人気ですが、燃費や給油代の高さが気になるという声も少なくありません。特にハイブリッド車であっても、毎回の給油が1万円を超えるという体験談も散見されます。本記事ではその背景や対策について詳しく解説します。
エルグランド・アルファードの燃料タンク容量と実燃費
エルグランド(E52型)の燃料タンク容量は70L、アルファードハイブリッド(30系)は65Lです。ハイブリッドとはいえ、満タンに近い状態から給油すれば、ガソリン価格が高い時期には軽く1万円を超える可能性があります。
たとえばレギュラーガソリンが170円/Lと仮定した場合、65Lで11,050円、70Lで11,900円になります。特にガス欠寸前から満タンにする方にとっては、金額的なインパクトは大きいでしょう。
なぜハイブリッドなのに給油代が高い?
ハイブリッド車は燃費性能が高いとされていますが、アルファードやエルグランドは重量級のミニバンであり、市街地走行や短距離利用では燃費が伸びにくいという特徴があります。
さらに冷暖房の多用や渋滞走行、急加速などでも燃費は悪化します。結果的にガソリン車とそれほど変わらない給油頻度や金額になることも。
給油タイミングと心理的な影響
ガス欠に近い状態で給油する人は、メーターが「E」に近づくまで走る傾向があり、その分一度の給油量が増えます。これは「満タン=お得」と感じやすい心理から来るものですが、実際には金額のインパクトが大きく、支出が増えた印象になります。
一方、半分以下になったタイミングで給油することで、毎回の給油額を5,000〜6,000円台に抑えることも可能です。
実際のユーザーの声と例
あるユーザーは「ガス欠ランプがついてから給油したら11,500円もかかった」と話しており、別のユーザーは「同じ車種でこまめに給油することで7,000円前後に抑えている」と工夫しています。
また、通勤や送迎などで毎日30km以上走行する方は、月に数回満タン給油する必要があり、年間で考えると燃費対策の差が大きくなります。
燃料代を抑えるための実践的な工夫
- 急加速・急減速を控える
- 渋滞を避けるルート選択
- 荷物を減らして車重を軽くする
- エアコン使用を控える(送風や設定温度の調整)
- こまめな空気圧チェックで燃費の低下を防ぐ
また、セルフスタンドの割引クーポンやアプリを活用することで、ガソリン代そのものを抑えることもできます。
まとめ:ハイブリッドでも大型車は給油代に注意が必要
エルグランドやアルファードのハイブリッドモデルでも、給油タイミングや走行環境によっては1万円を超えることは珍しくありません。ですが、日々の運転の工夫や給油方法を見直すことで、燃料代の負担を軽減することは十分可能です。燃費改善の小さな積み重ねが、年間トータルでの家計を大きく助けてくれるはずです。
コメント