車の自家塗装で色ムラが出た場合の対処法と修理費用の目安

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自分でスプレー塗装を行った結果、色味が合わずバンパーやドアに違和感が出てしまうケースは少なくありません。古い車に高額な費用はかけたくないけれど、目立つ色ムラは直したい――そんな悩みを持つ方に向けて、この記事では修理方法の選択肢と費用感をわかりやすく紹介します。

なぜスプレー塗装で色ムラが起きるのか

市販のスプレーは簡単に使える反面、純正色とのわずかな違いや塗装技術の差により塗りムラやツヤの差が生じやすいです。また、下地処理や乾燥時間が不十分だと仕上がりに大きな影響を与えます。

特にバンパーとドアなど、異なる素材に同じ塗料を塗ると反射の仕方が異なり、色合いがズレて見えることがあります。

ディーラーや板金塗装店での修理費用の目安

専門業者に頼んで塗装をやり直す場合、費用は以下のような相場になります。

部位 費用目安
バンパー 15,000~30,000円
ドア1枚 20,000~40,000円

これらは外注の板金塗装店の相場で、ディーラーに依頼するとさらに1.5倍程度になることもあります。

安価に直すならどんな選択肢がある?

予算を抑えて補修するには「簡易補修」や「部分的な再塗装」という方法があります。業者によっては部分的な再調色で周囲と馴染ませることも可能です。

また、地元の町工場や小規模な修理店は価格交渉にも応じてくれるケースが多く、コストを抑えたい方におすすめです。

DIYで再チャレンジする場合の注意点

再び自分で塗装する場合は、色の選定・下地処理・重ね塗り・仕上げのクリアを丁寧に行う必要があります。車のカラーナンバーを確認し、できれば純正色の補修スプレーを使うと色ズレが軽減されます。

また、塗装前に「足付け」と呼ばれるサンドペーパーがけや、脱脂スプレーの使用も忘れずに。クリア塗装を重ねて乾燥させることで、ツヤのある仕上がりに近づけます。

実例:古い軽自動車を補修したケース

あるユーザーは、10年落ちの軽自動車のバンパーとドアをホームセンターのスプレーで補修。1回目は色ズレとザラつきが目立ったため、翌週に再塗装し、クリアスプレーとコンパウンドで研磨したところ自然な仕上がりになったとのことです。

費用はスプレー類と研磨材などで計約5,000円。見た目をそれなりに整えることができ、費用対効果も満足との声がありました。

まとめ:予算・美観のバランスを考えた選択を

古い車だからこそ、修理にかけるコストと見た目のバランスが重要です。業者に頼むのか、再DIYに挑戦するのかを明確にし、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで行動するのが賢明です。

まずは近隣の板金塗装店に相談だけでもしてみて、予算と仕上がりの期待値を擦り合わせてみると安心です。

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