4気筒エンジンのネイキッドバイクといえば、高回転まで回るエンジン音と滑らかな加速感が魅力。かつてはミドルクラスを中心に多くのモデルが販売されていましたが、現在は新車ラインナップが減少傾向です。その分、中古市場ではお買い得なモデルが多数存在します。この記事では、安価かつ流通量（球数）が多く、メンテナンス情報も豊富な4気筒ネイキッドバイクを紹介します。
なぜ今、中古の4気筒ネイキッドが狙い目なのか
新車では単気筒・2気筒モデルが主流になった現在、4気筒ネイキッドの選択肢は中古市場に集中しています。高性能で扱いやすく、外観もクラシックな魅力があるため、人気は衰えていません。
特に年式の古いモデルは相場がこなれており、状態の良い車両が30〜50万円台で見つかることもあります。
CB400SF（スーパーフォア）
ホンダ CB400SFは、4気筒ネイキッドの代名詞ともいえるモデル。VTEC機構を搭載したモデルもあり、街乗りからツーリングまで万能なバイクです。
流通量が非常に多く、パーツ供給や整備情報が豊富。中古市場では状態・走行距離で価格差がありますが、選択肢が広いため初心者にもおすすめです。
ZRX400／ZRX-II
カワサキ ZRXシリーズは、ネイキッド×カフェレーサー風のデザインが特徴的。特にZRX-IIはシンプルなルックスで人気があり、カスタムベースにも好適です。
90年代後半〜2000年代前半のモデルが多く出回っており、CB400SFよりも価格が抑えめな傾向があります。
XJR400
ヤマハ XJR400は、空冷4気筒を搭載したクラシカルなスタイルのネイキッド。1990年代に大ヒットしたモデルで、今なお根強い人気があります。
カスタム文化が盛んなため、改造車も多く出回っています。オリジナル志向なら純正状態の個体を選びましょう。
GSX400インパルス
スズキ GSX400インパルスは、ややマイナーながらスズキらしい個性派ネイキッド。高回転域まで気持ちよく回るエンジンが特徴で、走りを重視するライダーに人気です。
価格はやや安めですが、パーツ入手性に若干難があるため、整備に自信のある方におすすめです。
選び方のポイント
- 走行距離・整備記録：4気筒エンジンはメンテナンス次第で長持ち。記録簿付きの車両を優先しましょう。
- カスタム歴の有無：フルノーマルの個体は希少で高値。カスタム車は価格が安い傾向。
- 年式とパーツ供給：古い車両は部品調達の難易度も考慮する必要があります。
4気筒ネイキッドを長く楽しむために
どのモデルを選ぶにせよ、定期的なオイル交換・プラグ交換・キャブレターの清掃など、丁寧なメンテナンスが車両寿命を大きく延ばします。
また、消耗品の交換や旧車対応を得意とするバイクショップとの関係構築も重要です。
まとめ：入門にも熟練にも適した名車たち
今回紹介したCB400SF、ZRX400、XJR400、インパルスはいずれも価格・球数・信頼性に優れたモデルです。
- 中古で30〜60万円前後の価格帯
- パーツ供給・メンテナンス性が良好
- 幅広いライダーに支持される高性能ネイキッド
4気筒のフィーリングを楽しみたい方にはうってつけ。自分のスタイルに合った1台を見つけて、快適なバイクライフを楽しみましょう。
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