SR400ダブルディスク化時のマスターシリンダー選びと油圧レシオについて

カスタマイズ

SR400のダブルディスク化を検討している方の中で、マスターシリンダーの選択に迷っている方も多いのではないでしょうか。特に、純正マスターシリンダーと社外マスターシリンダー(デイトナレトロなど)の選択や油圧レシオのバランスについて悩んでいる方も多いと思います。この記事では、SR400のダブルディスク化時におけるマスターシリンダーの選び方とその影響について解説します。

純正マスターシリンダーでの油圧レシオの計算

純正マスターシリンダーのピストン経が14mmで、純正キャリパーが33mm+30mmのピストンを持ち、油圧レシオが10.14となります。これを基に、ダブルディスク化をする場合、左右のキャリパー(33mm+30mm)の油圧レシオが20.29になります。油圧レシオが高いと、ブレーキの効きが強くなりますが、スカスカのブレーキフィールになる可能性もあります。

したがって、純正マスターシリンダーでこの油圧レシオを使用する場合、握り具合がスカスカになることが予想されます。つまり、純正マスターシリンダーはダブルディスクに対してはあまり適していない可能性が高いと言えるでしょう。

社外マスターシリンダーの選択肢

次に、社外のマスターシリンダーを選ぶ場合、デイトナレトロマスターシリンダーの選択肢があります。ピストン経が14mmか5/8(約15.88mm)がありますが、どちらを選ぶべきかは油圧レシオとブレーキフィールによります。

ピストン経14mmを選べば、油圧レシオは純正とほぼ同じ10.14となり、スカスカのブレーキフィールが続く可能性があります。しかし、ピストン経5/8を選ぶと、油圧レシオは15.78に変わり、ブレーキの効きが改善され、よりしっかりとしたブレーキフィールを得られるでしょう。

油圧レシオとブレーキフィールの関係

油圧レシオは、ブレーキシステムの効き具合に直結します。油圧レシオが高いほど、ブレーキの効きは強く、少ない力で大きな制動力を得ることができますが、逆にブレーキレバーを握ったときの感触が硬くなることもあります。レシオが低すぎると、効きが甘くなり、レバーを握った際にスカスカな感覚が生まれることもあります。

そのため、ブレーキのフィーリングや効き具合を重視する場合は、ピストン経5/8のマスターシリンダーを選ぶことをお勧めします。

まとめ

SR400のダブルディスク化において、純正マスターシリンダーを使用する場合、油圧レシオが20.29となり、スカスカのブレーキフィールになる可能性が高いです。よりしっかりとしたブレーキフィールを得たいのであれば、デイトナレトロマスターシリンダーのピストン経5/8を選ぶことをお勧めします。ただし、最終的な選択は、ブレーキフィールや使用感にどれだけこだわるかによるため、自分のライディングスタイルに合わせた選択をしましょう。

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