旧車の魅力に惹かれてトヨタ・クラウンMS80系やMS90系を目指す若者は意外と少なくありません。特にレトロで重厚感あるデザインや内装に心を奪われる方も多いでしょう。この記事では「将来クラウンの旧車を手に入れたい!」という夢を持つ方に向けて、費用の目安や維持にかかるコスト、注意点などをわかりやすく解説します。
クラウンMS80・MS90系とはどんな車?
クラウンMS80系は1974年頃に登場したモデルで、MS90系はその後継にあたります。いずれも直線的でクラシカルなデザインが特徴で、特に黒やベージュの外装、茶色の内装仕様は「昭和レトロ感」を満喫できる人気の組み合わせです。
MT車の設定もあり、現在でもマニュアル操作の魅力を感じたい方にはたまらない存在です。
現在の中古車市場価格の目安
状態によって大きく異なりますが、MS80・MS90系の中古車は150万円〜400万円程度が相場です。特にコンディションが良好な個体やオリジナル内装が綺麗に保たれているものはプレミア価格になる傾向があります。
例:走行距離7万km、純正内外装、美品で約280万円/再塗装・修復歴あり車両は120〜180万円台など。
購入前に考えるべき初期費用と整備費用
本体価格に加えて、名義変更や車検取得、整備費用などでさらに+30万〜70万円程度を見込むのが現実的です。旧車は新車に比べ整備箇所も多いため、納車前に消耗品や機関部のチェック・交換が必要です。
また、任意保険も年齢や等級によっては年間10万円以上かかることもあり、これらも含めて「初期投資100万円以上の準備」は視野に入れるべきです。
維持費とメンテナンスのリアル
旧車の維持費は年式や整備状況によって大きく異なりますが、次のような費用が毎年必要です。
- 車検費用:10〜15万円
- 自動車税:年間39,500円(13年以上経過車の場合)
- 任意保険:年間5〜10万円(年齢や条件により異なる)
- 修理費・消耗品交換:年間10万〜20万円程度
特に旧車は部品入手が難しい場合があるため、整備できるショップ探しと継続的なメンテナンスが重要です。
旧車オーナーになる前に知っておきたい注意点
旧車はメンテナンス次第で長く乗れますが、快適性や安全装備は現代車と比較すると大きく劣ります。パワステやABSが無いことも多く、エアコンの効きも弱いです。
また、突然の故障やレッカー費用なども想定しておく必要があります。趣味として楽しむ心構えと、時間・お金に余裕を持った維持が求められる車です。
看護師になってから買うというプランは現実的?
看護師として就職後、安定収入が得られればクラウン旧車を目指すことは決して非現実的ではありません。数年間かけて200万〜300万円程度を目標に貯金をし、信頼できる販売店から購入するのが理想です。
加えて、旧車イベントやオーナーズクラブなどで情報収集をしておくと、信頼できる個体や整備先も見つけやすくなります。
まとめ:夢の旧車オーナーを目指すために
クラウンMS80・MS90系は現在でも根強い人気を誇る魅力的な旧車です。確かに維持費や整備の難しさはありますが、計画的に準備をすれば若い世代でも夢の所有は可能です。
将来の目標に据えつつ、今から少しずつ車の知識や資金を蓄えていくことが、理想の一台との出会いへの第一歩になります。
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