L275V型ミラバンの特徴から年式を見分けるポイントとは?

中古車

中古車市場で根強い人気を誇るダイハツ・ミラバン。その中でもL275V型は年式やグレードによって外観や装備に微妙な違いがあります。この記事では、鍵穴の有無やメーターの色などからおおよその年式を判断する方法について解説します。

L275V型ミラバンの概要

L275V型ミラバンは、2006年から2017年ごろまで販売された5代目ミラバンの商用モデルです。シンプルで頑丈な構造、低燃費、小回りの良さなどが特徴で、特に業務用途に重宝されました。

年式やグレードによって外装・内装にいくつかの差異が見られ、それが中古市場での識別ポイントとなります。

鍵穴なしのバックドアと黒色のドアハンドル

L275Vの後期モデル(2010年以降)では、コストダウンやスマートキー対応による仕様変更により、バックドアの鍵穴が廃止されたグレードがあります。

また、ドアハンドルが黒色樹脂タイプの場合は廉価グレードであるCDやCE系で多く見られ、塗装仕様の上位グレードとの差別化がなされています。

フューエルリッドに鍵穴がない仕様

フューエルリッドの鍵穴も同様に、後期型以降のモデルで省略された傾向があります。スマートキーや集中ドアロック機能と連動しているため、鍵穴のない設計が進んでいるのです。

この点も2010年以降の改良を受けた後期型の特徴のひとつです。

黒ベースのスピードメーター背景模様

スピードメーターの背景が黒模様である点は、比較的新しいグレードに多く、視認性の向上を目的としたデザイン改良の一環として導入されました。

具体的には、2011年以降の一部グレードでこのようなメーター意匠が採用されており、こちらも後期型の目安になります。

総合的に見た年式の推定

これらの特徴(鍵穴なしバックドア・黒樹脂ハンドル・鍵穴なしフューエルリッド・黒模様メーター)を組み合わせて考えると、その車両はL275Vミラバンの2011年~2013年頃の後期型モデルである可能性が高いと推測できます。

ただし、車検証記載の初年度登録年月日や車台番号からの詳細確認が最も確実な方法です。

中古車選びの際に注意したいポイント

年式や仕様を見分ける際は、次の点にも注目しましょう。

  • 車検証の確認(登録年月日)
  • シート表皮やホイールキャップのデザイン
  • 内装パネルの質感や色味

また、改造車や部品の入れ替えがある車両では純正状態と異なる場合もあるため、整備記録や販売元への確認も大切です。

まとめ:L275Vの特徴を見極めて安心の中古車選びを

L275V型ミラバンは仕様によって細かい違いがあるため、外観のディテールや装備を注意深く見ることで年式をある程度推定することが可能です。今回紹介した特徴を踏まえ、自分に合った一台を見つける参考にしてください。

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