車検はいつ受けるのがベスト?早めの車検に潜む落とし穴とは

車検、メンテナンス

車検(自動車検査)は愛車の安全性を保ち、法律に則った運転をするために欠かせないものです。車屋さんから早めの車検をすすめる案内が届いたとき、すぐ受けた方がいいのか、それとも満期ギリギリまで待つべきなのか迷う方も多いのではないでしょうか。今回は「早めの車検に落とし穴はあるのか?」をテーマに、注意点と対策を解説していきます。

車検の有効期限の基本をおさらい

車検は、新車の場合は初回3年、それ以降は2年ごとの更新が必要です。満了日までに更新を済ませなければ公道を走ることはできません。満期日から1か月前であれば、早く車検を受けても有効期限はそのまま延長されます。

例えば満期が8月30日の場合、7月30日以降に車検を受ければ、新しい車検証の満了日は再来年の8月30日となります。

早すぎる車検には要注意!「繰り上げ」になるケース

注意すべきは、満期の1か月以上前に受けた場合です。この場合、次の満了日が「検査を受けた日から2年後」となってしまい、結果的に有効期間が短くなります。

つまり、8月30日満了の車両を6月に車検した場合、次回は再来年の6月が満了日となってしまうのです。これが「車検の繰り上げ」と呼ばれる落とし穴です。

ディーラーや整備工場のハガキに要注意

車検の案内ハガキは、車屋さんが早めに予定を確保したい意図もあり、2か月以上前から届くことがあります。誤って早すぎる時期に車検を受けてしまうと、次回の満期が短くなってしまう可能性があるので、時期には注意が必要です。

「満期1か月前」を過ぎてからの車検であれば損をせずに済むので、スケジュールを立てる際はカレンダーで満期日を確認しましょう。

実例:7月車検と8月満期のケース

仮に車検満期が8月30日で、7月15日に車検を受けたとします。この場合、車検証には「次回車検:再来年8月30日」と記載されるため、有効期間が削られることはありません。

しかし、6月末に受けた場合は「再来年6月末」が満期日になるため、2か月分損してしまうことになります。費用も変わらないので、できれば1か月前まで待つのが賢明です。

早めの車検を受けるメリットもある

ただし、夏休みや繁忙期を避けて車検を受けたい場合、あえて早めに済ませるメリットもあります。旅行や遠出の予定があるときは、安心して運転できるように、あえてスケジュールを調整するのも一つの考え方です。

ただし、この場合も「1か月以内」のルールを守ることがポイントです。

まとめ:車検は満期の1か月前以降が損をしないタイミング

車検は満了日の1か月前から受けるのがベストタイミングです。それ以前に受けてしまうと、次回の満了日が前倒しされ、有効期間が短くなるという「落とし穴」があります。ディーラーや整備工場の案内にはしっかりと目を通し、スケジュールをよく確認してから予約をしましょう。

安心・安全なカーライフのためにも、損をしないタイミングで計画的に車検を受けることが大切です。

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