これからバイクライフを始めようとする方の中には、免許を取得する前にバイクを購入するかどうか悩む方も少なくありません。特にアメリカンバイクのような人気車種は在庫状況に左右されやすいため、先に手に入れておきたいという気持ちもわかります。本記事では、免許取得前にバイクを購入するメリット・デメリットや注意点について詳しく解説します。
免許取得前にバイクを購入することは法律上問題ない?
結論から言えば、免許を取得する前にバイクを購入すること自体に違法性はありません。ただし、バイクを運転するためには当然ながら対応する免許が必要です。無免許で公道を走ることは道路交通法違反となり、厳しい罰則が科せられるため注意しましょう。
つまり、購入しても乗らなければ問題はなく、保管しておく分にはまったく問題ありません。
購入前に確認しておくべきポイント
免許取得前にバイクを買う場合、以下の点を事前に確認しておくとトラブルを避けられます。
- 車両の排気量が取得予定の免許に対応しているか
- バイクの保管場所が確保できているか
- 納車日を免許取得後に調整できるか(販売店と相談)
- 自賠責保険の開始日を納車日に設定しているか
購入と同時にナンバー登録や保険加入を行うと、使用可能な状態とみなされる場合があります。実際に乗れるタイミングとのズレがないよう調整しておきましょう。
先に購入するメリットとは?
人気モデルの確保や限定色などのタイミングを逃さないという点で、免許取得前の購入には一定のメリットがあります。
たとえば、限定販売のホンダ レブル250 特別カラーを狙っていた方が、免許取得前に予約購入しておいたことで確保に成功したという例もあります。
また、納車準備の間に教習や試験を終えられるため、免許取得後すぐに乗り出すことが可能です。
デメリットやリスクに注意
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 実際に教習を受けてみて車種の選択が変わる可能性
- 免許取得に時間がかかった場合、バイクが放置状態になる
- 保険や税金が無駄になる可能性
特に「思っていたよりアメリカンバイクの取り回しが重かった」と感じ、教習中にネイキッドへ乗り換えたくなる人もいます。そのため、免許取得後にじっくり選んだ方が確実という意見もあります。
実際に先に買った人の体験談
ある大学生は、免許取得前に中古のスティード400を購入し、納車を1か月後に設定。教習所の卒業と同時に納車され、スムーズにバイクライフを始めることができたといいます。
一方で、別のユーザーは先にSR400を購入したものの、免許取得に時間がかかり半年以上乗れず、バッテリーが上がるなどのトラブルに見舞われたそうです。
まとめ:バイク購入のベストタイミングとは
免許取得前にバイクを購入することは可能ですが、自分のライディングスタイルや免許取得のスケジュール、車両の特徴をよく理解した上で決断することが大切です。
不安がある場合は、「試乗」や「展示車の見学」だけにとどめておき、免許を取ってから購入する方が後悔が少ないかもしれません。バイクライフは長い付き合いになるものです。じっくりと準備を進め、後悔のない選択をしてください。
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