オートマチック車を駐車するとき、「パーキング(P)に入れるだけでサイドブレーキはかけなくても良いのか?」という疑問は多くのドライバーが抱くものです。パーキングギアには駐車中の車両を固定する役割がありますが、状況によってはサイドブレーキも併用することが推奨されます。ここでは、オートマ車の安全な駐車方法と注意点について詳しく解説します。
結論:パーキングに入れてもサイドブレーキはかけるべき
オートマ車で駐車するとき、パーキングギア(P)に入れると、トランスミッション内の「パーキングロック」が作動し、車両の動きを制御します。しかし、これだけでは完全に車両を固定できない場合があるため、サイドブレーキも併用することが基本的な安全対策とされています。
パーキングロックの仕組みと限界
パーキングギア(P)に入れると、トランスミッション内のパーキングロックがかかり、車が動きにくくなります。しかし、パーキングロックはあくまでトランスミッション内での固定であり、傾斜の強い場所では負荷が大きく、車両が少しずつ動いてしまうリスクがあります。そのため、パーキングだけでなく、サイドブレーキを併用することで二重の固定が行えます。
サイドブレーキをかけるべきシチュエーション
以下のシチュエーションでは、特にサイドブレーキの使用が推奨されます。
- 傾斜のある場所での駐車:下り坂や上り坂でパーキングだけに頼ると、車両が動くリスクが高まります。サイドブレーキを併用して固定力を強化しましょう。
- 長時間の駐車:長時間停車させる場合も、サイドブレーキをかけることでパーキングギアへの負担を減らし、安全性を高めます。
パーキング(P)だけで済ませるのはどんな時?
通常、駐車時はサイドブレーキもかけるのが安全ですが、完全に水平な駐車場やフラットな路面での短時間の停車であれば、パーキング(P)のみでも問題ないとされる場合があります。ただし、安全面を考慮し、念のためサイドブレーキを使用する方が安心です。
まとめ:安全な駐車のためにサイドブレーキも併用を
オートマ車ではパーキング(P)に入れるだけである程度の固定は可能ですが、傾斜のある場所や長時間の駐車には、必ずサイドブレーキも併用するようにしましょう。これにより、万が一の車両移動を防ぎ、より安全な駐車を実現できます。
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