スズキ・エブリイのミッションオイル交換時に、純正オイルの代わりにCastrol製のオイルを使用して問題ないか、そしてその際の注意点について解説します。特に、純正オイルの75-90W GL5と、一般的に見かける80-90W GL5オイルの違いについて詳しく見ていきましょう。
スズキ・エブリイのミッションオイルの選び方
スズキ・エブリイのミッションオイル交換において、指定されているオイルは75-90W GL5ですが、市場に出回っているオイルは必ずしも純正オイルと同じではありません。例えば、Castrol製の80-90W GL5オイルが多く見受けられますが、このオイルを使用する際に問題がないのか、疑問を抱く方も多いでしょう。
純正オイルはメーカーが推奨する最適な粘度と性能を提供しており、これを基に選ぶのが基本です。しかし、同じ仕様(GL5規格)のオイルであれば、メーカーが異なっても大きな問題が起きることは少ないとされています。
75-90Wと80-90Wの違い
オイルの粘度(W=Winter)は、寒冷地での流動性に影響します。75-90Wは比較的低温時においても流動性が高く、エンジンの動作をスムーズに保ちます。一方、80-90Wは少し硬めの粘度を持ち、高温時に効果的に機能しますが、寒冷地での性能にやや影響が出る可能性があります。
ただし、スズキ・エブリイのように通常使用される環境では、80-90W GL5のオイルでも問題は少ないとされており、特に熱を持ちやすいエンジンや高負荷をかける用途においては、80-90Wのオイルの方が適している場合もあります。
GL4とGL5の違いとその影響
GL4とGL5は、オイルの性能を示す規格で、GL5はより高い性能を持ち、特に高負荷がかかる場合に適しています。GL4は一般的に古い車や軽度の使用で使われることが多いですが、GL5は現代の車両に推奨される規格です。
GL4オイルを使用することで、ミッション内部の摩耗を防ぐ性能は確かにありますが、GL5オイルに比べて高負荷に対する耐久性は低いです。そのため、スズキ・エブリイのように一般的な使用にはGL5規格が推奨されており、GL4を代用することは避けた方が良いでしょう。
オイルの選定と交換の際のポイント
スズキ・エブリイのミッションオイル交換時にCastrolの80-90W GL5オイルを使用することは、基本的に問題ありません。ただし、純正オイルを選ぶ際のメリットとして、メーカー推奨の性能と長寿命が挙げられます。市販のオイルでも、規格が同じであれば性能に大きな差はない場合が多いですが、選定には慎重を期した方が良いでしょう。
また、ミッションオイルは定期的に交換することが重要です。オイルの性能が劣化すると、ミッションの効率や耐久性に影響を与えるため、使用するオイルの規格をよく確認し、適切なタイミングで交換を行いましょう。
まとめ
スズキ・エブリイにおいて、純正オイルの代わりにCastrolの80-90W GL5オイルを使用することは、通常の使用条件下では問題ないと言えます。GL5オイルは高負荷時の耐久性が高く、エンジンの保護にも優れています。ただし、オイル交換の際は、オイルの規格と車両に適した粘度を確認することが重要です。
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