近年注目を集めているのが、前2輪・3輪タイプのバイクやスクーター。安定感と独特のスタイルが魅力で、通勤からツーリングまで幅広い用途で支持されています。しかし「実店舗では見かけない」「どこで買えるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?この記事では、前2輪・3輪車の購入方法について、店頭販売や取り寄せの実情を詳しく解説します。
前2輪・3輪バイクの主な車種と特徴
現在国内で人気の前2輪・3輪モデルには、ヤマハのトリシティシリーズ(Tricity125/155/300)や、ピアッジオのMP3、カンナム・スパイダーなどが挙げられます。
これらは走行時の安定性が高く、特に初心者や足腰に不安のあるライダーに支持されています。3輪ながらリーンする設計でスポーツ性も確保されており、独特の乗り味も魅力です。
店頭販売の実情:実車の在庫は限られている
残念ながら、ほとんどのバイク販売店では前2輪・3輪車は常時展示されていません。理由としては以下のような事情があります。
- ニッチ市場のため在庫を抱えるリスクがある
- 通常の2輪バイクと比較して高額で販売回転率が低い
- メーカーによっては受注生産または店舗限定販売となっている
ヤマハのTricityシリーズは比較的出回りが多いですが、それでも地方店舗では現物展示がない場合が多いため、「現車確認なしで購入」になるケースも珍しくありません。
ネット注文や取り寄せは一般的な手段
前2輪・3輪バイクを購入する場合、多くはネットでの注文や店舗経由でのメーカー取り寄せが基本となります。特に新車であれば、メーカー在庫状況や輸入タイミングによって納期が変動します。
例えば、ピアッジオMP3シリーズはイタリア本国からの取り寄せとなることもあり、納車までに数ヶ月かかることもあります。正規販売代理店を通しての注文が一般的で、アフターサービスも考えると信頼できる店舗選びが重要です。
実際に購入したライダーの体験談
東京都在住の男性(40代)は、ヤマハ トリシティ300を購入するために複数のバイクショップを回ったものの、「展示はしていない」「予約注文のみ」と言われ、最終的にはメーカー取り寄せで購入したとのこと。
また、ピアッジオMP3を所有するライダー(30代女性)は、「ネットで試乗動画を見まくって購入を決めた。現物を見たのは納車当日だった」と語っています。
購入前に確認すべきポイント
ネットや取り寄せで購入する場合は、以下の点をチェックしましょう。
- 試乗や現車確認ができるか
- 納期とキャンセル条件
- アフターサービスや部品供給の有無
- 運送費や組み立て費用の明細
また、3輪車は車両区分によっては「普通自動車免許で運転可能」となりますが、モデルによっては普通二輪免許が必要な場合もあるため、車両区分と免許要件の確認は必須です。
まとめ:前2輪・3輪バイクは「店舗で即買い」は難しいが注文は可能
前2輪・3輪バイクは、店頭での在庫展示は稀ですが、多くの場合は取り寄せ可能です。ネットで情報収集したうえで、信頼できる店舗と相談しながら進めるのが賢明です。
取り寄せであっても、試乗イベントや展示会に参加すれば実車に触れる機会もあります。興味がある方はまずはお近くの正規ディーラーに問い合わせてみるとよいでしょう。
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