バイクのウィンカー電球を交換した際に、ハイフラ(高速点滅)が発生することがあります。この現象は、使用する電球のワット数が異なる場合に起こります。この記事では、12V4Wの電球を12V15Wの純正電球の代わりに取り付けた場合のハイフラの原因と解決策について解説します。
1. ハイフラの原因
ハイフラとは、ウィンカーが通常よりも高速で点滅する現象です。ウィンカーが点滅する速度は、ウィンカーリレーの回路設計に基づいて制御されています。通常、ウィンカー電球のワット数が指定されたものと異なると、リレーが誤動作を起こし、高速点滅が発生します。
質問のケースでは、12V4Wの電球を使用しているため、純正の12V15W電球と比較して、電流が少なくなるためリレーが誤作動し、ハイフラ状態が発生しています。
2. ハイフラの解消方法
ハイフラを解消するためには、以下の方法が有効です。
- 適切なワット数の電球を使用する: ウィンカー電球を純正の12V15Wと同じワット数に戻すことで、リレーが正常に動作し、ハイフラを防げます。
- ハイフラ防止リレーの取り付け: ハイフラ状態を防ぐために、専用のハイフラ防止リレーを取り付けることができます。これにより、電球のワット数が異なっていても、リレーが適切に動作し、通常の点滅速度を維持することができます。
- LEDウィンカーへの交換: もしLEDウィンカーを使用する場合、通常は抵抗を追加して点滅速度を調整する必要があります。LEDウィンカーは省電力ですが、ワット数が小さいため、ハイフラが発生することがあります。
3. 12V10Wの電球に交換するとどうなるか
12V10Wの電球を使用することで、純正の12V15Wに近いワット数となり、リレーの動作が改善される可能性があります。ただし、5Wの差が完全に解消されるわけではないため、最終的な点滅速度が元に戻るかは保証できません。
もし12V10Wの電球でハイフラが発生しない場合もありますが、やはり純正のワット数に合わせるか、ハイフラ防止リレーを使用するのが確実です。
4. まとめ:ウィンカー電球の交換とハイフラ対策
ウィンカー電球を交換する際にハイフラが発生する場合、電球のワット数が原因であることが多いです。12V15Wの電球に戻すか、ハイフラ防止リレーを使用することで問題を解決できます。
また、LEDウィンカーを使う場合は、抵抗を追加することでハイフラを防ぐことができます。自分のバイクに合った方法で、ウィンカーの点滅速度を正常に保ちましょう。
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