新車を購入する際、ほとんどの方が一緒にETCの取り付けを検討されます。高速道路の利用が多い方にとってETCは非常に便利なシステムですが、実はETCカードを作るにはクレジットカードが必要です。この記事では、ETCカードの基本から、親のクレジットカードを使えるかどうかといった疑問まで詳しく解説します。
ETCカードはどうやって作る?
ETCカードは、クレジットカード会社が発行する「追加カード」として作られます。一般的に、ETCカード単独では申し込みできず、ベースとなるクレジットカードが必要です。
たとえば、楽天カードやイオンカード、JCBカードなどのクレジットカードを持っている方であれば、そのカード会社のマイページやアプリからETCカードを申請できます。
親名義のクレジットカードでETCカードは使える?
結論から言うと、ETCカードは「クレジットカード名義人本人しか利用できない」と規約上明記されている場合がほとんどです。つまり、親の名義のクレジットカードで発行されたETCカードを、子どもが車で使うことは規約違反となります。
実際の利用ではバレにくいこともありますが、事故や料金トラブルが発生した場合に責任の所在が不明確となり、最悪の場合カード利用停止の可能性もあります。
どうしても親のカードでETCカードを持ちたい場合
方法としては「家族カード」を使うという手段があります。家族カードは、親のクレジットカードの追加カードで、18歳以上であれば申請可能な場合が多く、名義は子どもになります。この家族カードに紐づいたETCカードを作れば、名義人として正規の形でETCを利用可能です。
たとえば、三井住友カードやイオンカード、楽天カードなどでは、家族カードに対してもETCカードを発行できます。
未成年でも自分名義でETCカードを作る方法は?
18歳以上(高校生を除く)であれば、多くのカード会社でクレジットカードの申込が可能です。大学生や専門学生、就職している方であれば、アルバイト収入などがある場合に審査が通る可能性もあります。
クレジットカードが作れれば、自分名義のETCカードも申請可能。学生専用カードなどの選択肢もありますので、親に相談しながら検討すると良いでしょう。
ETCカードを利用する際の注意点
ETCカードは便利な反面、次のような点に注意が必要です。
- ・利用履歴はすべてカード名義人に通知される
- ・万一の盗難・紛失時は速やかに停止手続きが必要
- ・複数の車で使い回しは可能だが、規約上NGの場合もある
また、高速道路の料金所で通れなかった場合や誤作動時の対処法も知っておくと安心です。
まとめ:ETCは本人名義のカードで安全に使おう
新車購入時にETCカードを作るには、原則として本人名義のクレジットカードが必要です。親のカードで代用するのはトラブルの元になる可能性があるため避けるのが無難です。
どうしてもという場合は、家族カードを検討し、正式にETCカードを発行する方法を選びましょう。安全でスムーズなカーライフを送るために、正しい知識と手続きを踏むことが大切です。
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