中古車の購入を検討していて「一度現車を見に行って、少し考えます」と伝えたあと。いざ購入の意思が固まったとき、名刺をもらった担当者に直接連絡すべきか、それともお店の代表番号にかけるべきか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、販売現場の実情を踏まえたベストな連絡方法と、トラブル防止のための注意点を解説します。
基本は担当者に直接連絡するのがスムーズ
一度商談を担当してくれた営業スタッフから名刺をもらっている場合、購入の意思を伝える際はその担当者に直接連絡を入れるのが基本です。
理由としては以下の通りです。
- あなたの希望や車両の状態、商談履歴を理解している
- 見積書や下取り評価、ローン仮審査などの情報を把握している
- 店舗内での引き継ぎミスや対応遅延を避けやすい
特に繁忙期や複数店舗展開している大手中古車店では、代表番号経由だとスムーズに話が伝わらないこともあります。
担当者が不在・退職していた場合の対処法
名刺に記載されている電話番号やメールで連絡してもつながらない場合は、店舗の代表番号に連絡するのがベストです。その際は以下の情報を伝えるとスムーズです。
- あなたの名前と訪問日
- 見学した車種・ナンバー(控えていれば)
- 担当者の名前(名刺があれば確認)
もしその担当者が不在であっても、商談履歴が販売管理システムに記録されていることが多いため、別のスタッフが引き継げます。
購入を希望する際に伝えるべきこと
購入の連絡を入れる際は、次のような情報をまとめて伝えておくと手続きがスムーズになります。
- 購入の意思があること
- 見積り内容の再確認(オプション・納車希望日など)
- ローン希望の有無・支払い方法
- 下取り車の有無(再確認の必要があれば伝える)
また、メールやSMSを使う場合でも「何月何日に見学した○○です」と簡単に自己紹介を入れておくと、営業側も特定しやすくなります。
実例:連絡ミスでトラブルになったケース
Bさんは一度現車確認をしたあと、決断して数日後に店舗の代表番号に連絡。担当者とは別のスタッフが応対し、別のお客様に車両を成約されてしまっていたというケースがありました。
このように、「誰がどの車両に商談中か」は店内で管理されているため、別スタッフ経由だと確認にタイムラグが出ることもあります。早めの意思表示と、担当者への直接連絡が重要です。
連絡手段は電話・メールどちらでも可。ただし…
名刺に携帯番号や個人アドレスが書かれている場合は、電話・メール・SMSなどで連絡可能です。
ただし、営業時間外や定休日に連絡した場合は、「折り返しがあるまで契約が確定したわけではない」と認識しておきましょう。車両は予約・契約順で進むため、連絡のタイミングも重要です。
まとめ
中古車購入を決めたとき、名刺をもらっているなら担当者に直接連絡を入れるのが最もスムーズで確実な方法です。
- 担当者は商談履歴や条件を把握しており、スピーディな対応が可能
- 不在時は店舗代表に連絡し、訪問日・車種・担当名を伝える
- 購入の意思表示は早めに。人気車種では成約が早い
連絡時には必要事項を簡潔にまとめ、安心・確実にお気に入りの中古車を手に入れましょう。
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