オフロードバイクの独特なスタイルに惹かれながらも、あまりにも本格的すぎる見た目や用途に気後れしてしまう。そんな悩みを抱えるライダーは少なくありません。この記事では、オフロードとストリートの中間に位置する“ちょうどいい”バイクを求める方のために、見た目と実用性を両立した選択肢をご紹介します。
オフロードとストリートの中間に位置するバイクとは?
近年は「アドベンチャーバイク」「スクランブラー」「デュアルパーパス」といったカテゴリーが充実しており、オフロード風のデザインを持ちながらも、街乗りにも快適に使えるモデルが多数登場しています。
こうしたバイクは、オフロードほどスパルタンではなく、ストリートモデルよりも足回りがしっかりしているのが特徴です。
おすすめカテゴリー①:アドベンチャーバイク
アドベンチャーバイクは長距離ツーリングに適した快適性と、ちょっとした未舗装路でも走れる走破性を兼ね備えています。代表的なモデルには以下のようなものがあります。
- Honda CRF250 RALLY:ラリースタイルのデザインと長距離快適性を両立
- Kawasaki VERSYS-X 250:アスファルトも林道も快適にこなせる万能型
- Yamaha Ténéré 700:パワーとデザイン性を重視するなら外せない一台
これらは一見オフロード風でも街乗りに優れているため、初心者でも取り入れやすいモデルです。
おすすめカテゴリー②:スクランブラーバイク
クラシックバイクのような佇まいにオフロードテイストを加えたのがスクランブラースタイル。ファッション性も高く、オシャレなバイクとしても人気です。
- Yamaha SCR950:アメリカンな雰囲気の中にダート走行も意識した設計
- Triumph Street Scrambler:欧州デザインの美学と実用性が融合
- Honda CL250/CL500:レトロモダンなスタイルで注目度も高め
このカテゴリーは見た目重視で選んでも間違いが少なく、乗りやすさも抜群です。
おすすめカテゴリー③:デュアルパーパスバイク
「オンでもオフでも使える」ことを前提に作られたデュアルパーパスバイクは、見た目も用途もまさに中間的な存在です。代表的な車種は以下の通りです。
- Suzuki V-STROM 250/650:アドベンチャー寄りの設計で初心者にも安心
- Kawasaki KLX230 S:軽量ボディと扱いやすいエンジンで万能選手
- Yamaha Serow250(中古):生産終了モデルながら根強い人気
シート高が比較的低く設計されているモデルも多いため、小柄なライダーにもおすすめです。
ファッションとライディングスタイルに合わせた選択を
オフロード風のバイクに抵抗がある理由は、性能面よりも見た目や自分との「ギャップ」ではないでしょうか。最近ではカラーリングやアクセサリーで個性を出せるモデルも増えており、自分らしさを演出することが可能です。
また、フル装備で林道に挑むよりも、カフェに立ち寄るツーリングを楽しむスタイルの方が多く、気負わず乗れる環境が整ってきています。
まとめ:自分に合った“ちょうどいい”バイクを選ぼう
オフロードとストリートの中間に位置するバイクは、いまや多様なラインアップがそろっています。アドベンチャー、スクランブラー、デュアルパーパスといったジャンルを検討することで、「オフ車っぽいけど気取ってない」絶妙な一台に出会えるかもしれません。
最終的には、自分の用途と好みに合ったモデルを見つけることが、長く愛せるバイク選びのコツです。
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