Ninja400にフルエキマフラーを装着したらアフターファイアーが発生?その原因と対処法を解説

バイク

カワサキNinja400にBEET NASSERT EVO 2などのフルエキゾーストマフラーを取り付けた際、アクセルオフ時のアフターファイアー(マフラーからのパンッという音)に戸惑う方も少なくありません。この記事では、アフターファイアーの発生メカニズムやその対処法、注意点を詳しく解説します。

アフターファイアーとは何か?

アフターファイアーとは、エンジンの燃焼室を通過した未燃焼の混合気が、排気系で燃えて音を立てる現象です。主にアクセルを戻したときやシフトアップ時に発生します。

これは燃料の濃さや排気系の構造変更によって起こりやすくなり、特にフルエキマフラーに交換した車両では発生しやすい傾向があります。

なぜBEET NASSERT EVO 2で起こりやすいのか?

BEET製のフルエキマフラーは高い排気効率を誇るため、純正ECUの燃料調整マップとズレが生じやすく、これがアフターファイアーの原因となります。

特に純正状態ではやや薄めに設定された燃調が、排気効率の向上によって更に薄くなり、未燃焼ガスが残って排気系で着火しやすくなるのです。

アフターファイアーは異常ではない?

軽度なアフターファイアーは必ずしも異常ではありません。むしろ、社外フルエキ装着車にとってはよくある現象です。

ただし、爆発音が大きく連続的であったり、走行に違和感がある場合は燃調が大きくズレている可能性があるため、対処が必要です。

対策方法|燃調の最適化がカギ

アフターファイアーの主な対策は以下の通りです。

  • ECUの書き換えまたは燃調デバイス(Power Commanderなど)の導入
  • サブコンピューターでの燃料マップ調整
  • アイドリング・空燃比を含めた診断

実例として、Power Commander Vを用いて空燃比をやや濃い方向に調整することで、アフターファイアーが大幅に軽減したという報告も多くあります。

プロに依頼すべきケース

専門的な機材や知識が必要になるため、自信がない場合はバイクショップでセッティングを依頼するのが安心です。ショップによってはBEET製マフラーに特化した燃調マップを持っているところもあります。

費用は店舗や内容によって異なりますが、ECU書き換えなら2~4万円程度、サブコン取り付けとセッティング込みで5~7万円程度が目安です。

まとめ|アフターファイアーは抑えられる

フルエキ装着後のアフターファイアーは、決して異常とは限りませんが、気になる場合は燃調を見直すことで軽減が可能です。適切な対処を行えば、より快適で長持ちするカスタムライフが実現できます。

放置しても大きな故障には直結しないケースがほとんどですが、マフラーやエンジンへの負担が気になる方は、早めの対処をおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました