走行中にソフトトップの幌から聞こえる「ビビり音」は、ドライブの快適性を損なうだけでなく、放置すると不具合の原因にもなります。この記事では、ディーラー以外の整備工場でこの問題を対処する場合の費用や内容について詳しく解説します。
ソフトトップ車の「ビビり音」はなぜ起こる?
ソフトトップ車両では、幌やその周辺パーツのわずかな緩みや経年劣化によって、段差や加速時に「カタカタ」「ビビビ」といった異音が発生することがあります。
とくに以下のような要因が考えられます。
- 幌のフレーム接合部の緩み
- 幌を留めるゴムパーツやモールの劣化
- 内装部品や幌収納部の緩み・干渉
整備工場でのチェック内容と費用相場
ディーラー以外の町の整備工場やカーリペア専門店でも、ビビり音の診断と対策は可能です。以下は主な内容と費用の目安です。
作業内容 | 目安費用 |
---|---|
異音の発生箇所の点検・診断 | 3,000~5,000円 |
ゴムパーツ・モールの交換 | 5,000~15,000円 |
フレーム緩みの調整・固定 | 3,000~8,000円 |
防振材・スポンジ追加 | 2,000~6,000円 |
工場によっては、症状が軽度な場合には診断料のみで済むこともあります。
実際の整備工場での体験談
例えばマツダ・ロードスターのオーナーのAさんは、走行中の幌からのビビり音に悩み、地域の整備工場へ相談。診断で幌のフレームとトランク部分の干渉が原因と判明し、防振スポンジを追加して解決。作業時間は1時間程度、費用はトータル6,000円程度だったとのことです。
一方で、ゴムモール全体の劣化が激しく、パーツ交換になったケースでは部品代込みで1.5万円前後かかったという声も。
ディーラーとの比較|整備工場のメリット・デメリット
- メリット:費用が比較的安い、融通が利きやすい
- デメリット:専門知識に差があり、外車など一部車種に対応できない場合も
幌車の知見がある工場を選ぶことで、コストと技術のバランスを確保できます。
自分でできる簡単なビビり音対策
- 幌の可動部にシリコンスプレーを塗布(樹脂可)
- 収納時の中敷きやクッション材の追加
- 定期的な幌の清掃・メンテナンス
ただし、原因の特定が難しい場合や、安全性に関わる部分の処理は専門家に任せるのが安心です。
まとめ
ソフトトップ車のビビり音は、小さな問題に見えても放置するとストレスや故障の原因となり得ます。整備工場での点検・対策は3,000円〜15,000円ほどで可能で、ディーラーよりも手頃な価格で対応できることも。
異音に気づいたら早めに診てもらい、必要に応じて部品交換や調整を行いましょう。
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