二輪免許を既に取得している方が新たに普通自動車免許を取得する場合、「学科試験はもう一度受ける必要があるのか？」と疑問を抱く方は少なくありません。実際には多くの人が勘違いしやすいポイントがあり、免許センターでの手続きにも関係してきます。本記事ではその制度の仕組みや実際の流れ、そしてかかる費用について詳しく解説します。
二輪免許所持者が自動車学校を卒業した場合の学科試験の有無
二輪免許を持っている人が、教習所を経て普通自動車免許を取得する場合、基本的に学科試験は免除されます。これは「教習所を卒業した」ことにより学科のカリキュラムと試験が修了しているためであり、免許センターでは試験は課されません。
運転免許試験受験票に「4 全部試験免除」と記載があれば、その証明として扱われ、免許センターでは主に交付手続きのみが行われることになります。
免許センターで必要な手続きと流れ
自動車学校卒業後に行う免許センターでの手続きは、以下の通りです。
- 卒業証明書の提出
- 申請書類の記入・提出
- 視力検査等の適性試験
- 免許証交付手続き
この中に学科試験は含まれません。ただし、書類不備があると受付できないこともあるため、持ち物には十分注意が必要です。
学科試験が課される場合の例外とは？
例外的に学科試験が必要となるのは、一発試験で取得しようとするケースや、教習所を卒業していない場合などです。また、外国免許切替や特定の運転免許区分の統合にも関わってくることがあります。
今回は教習所を経て普通車免許を取得するため、「試験場での学科試験は不要」というのが一般的です。
受験料と交付手数料の違いと支払いについて
受験料1,900円と交付手数料2,350円という費用項目についても混乱しがちです。
- 受験料（1,900円）：通常、学科または技能試験を受ける人が支払います。
- 交付手数料（2,350円）：免許証の発行にかかる費用です。
学科試験が免除されている場合、交付手数料のみで済むケースもありますが、各都道府県の免許センターによっては形式的に受験料が必要とされることもあるため、事前に確認しておきましょう。
実際の免許交付当日の注意点
免許センターでの手続き当日には、以下の持ち物を忘れずに。
- 卒業証明書
- 住民票または本人確認書類
- 申請用写真（不要な地域もあり）
- 印鑑（シャチハタ不可の場合あり）
- 免許証（すでに所持している場合）
また、混雑時期（春休み・夏休み）には長時間待たされる可能性があるため、朝早くから行動するのがベターです。
まとめ：教習所卒業後は「学科試験免除」でスムーズな交付手続きを
すでに二輪免許を持ち、教習所で普通自動車免許を卒業している方は、学科試験を再度受ける必要はありません。免許センターでの手続きは交付と視力検査などに限られ、手続きさえ整っていれば大きな負担なく免許が手に入ります。
受験料や手数料についても、各都道府県の免許センターで取り扱いが若干異なるため、不安がある場合は事前に公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
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