軽スポーツの代名詞とも言えるスズキ・アルトワークス。その走りとともに注目されるのが「マフラー音」です。車好きにとって、音は重要なファクター。この記事では、初代から現行までのアルトワークス純正マフラー音の特徴と、社外マフラーとの違いについても分かりやすく解説します。
初代(C系:アルトワークスRS-R等)のマフラー音
1987年ごろに登場したC系アルトワークスの純正マフラー音は、軽自動車らしからぬ「野太い」サウンドが特徴でした。当時としてはターボ車であることもあり、アイドリングでも低音が響く印象がありました。
加速時には「パシューン」というタービン音とともに軽快に吹け上がる音がドライバーを刺激します。ノーマルでも“それっぽい”音が出る点が魅力でした。
2代目(HA11S/HA21S系)のマフラー音
1994年以降に登場したHA11S系は、先代よりもやや控えめなサウンドにシフト。アイドリングは静かで、回転数が上がると軽く「シュルシュル」という吸気音と控えめな排気音が特徴です。
マフラー音よりも“レスポンスの鋭さ”で勝負する世代と言え、社外マフラーへの交換が定番となっていました。
3代目(HA36S:2015年復活の現行モデル)のマフラー音
最新のアルトワークス(HA36S系)は、現代の環境性能と静音性を意識した設計。ノーマルマフラーでは「やや控えめで上品」なサウンドが聞こえます。特にアイドリング時は非常に静かで、車外ではほとんど音を感じないレベルです。
しかし、ターボが効いてくる3,000rpm以降では、「キュンッ」という軽快なターボ音と共にこもり感の少ないシャープな排気音が味わえ、現代的ながらも走る楽しさを感じさせてくれます。
社外マフラーとの違いと印象の変化
ノーマルマフラーと社外マフラーでは、音質・音量ともに大きな違いがあります。たとえば、HKS・柿本・モンスタースポーツなどの社外製を装着すると、重低音寄りの「ドロロロッ」とした音や、ブローオフサウンドの強調が感じられます。
音の好みは人それぞれですが、「見た目ノーマル、でも音はパンチあり」に仕上げたいなら、センター+リアピース交換タイプなどで調整するのもおすすめです。
実例:ノーマル音を楽しむ人・カスタム派の声
現行HA36SのオーナーAさんは「通勤で乗るので静かなノーマルがちょうど良い。でも踏めばしっかりターボ音がして楽しい」とコメント。
一方で、社外マフラー派のBさんは「HKSのリーガルマフラーに交換してから、音がやる気にさせてくれるようになった。家族にも迷惑がかからないレベルで気に入っている」と話します。
まとめ:アルトワークスのマフラー音は世代ごとに個性が光る
アルトワークスのマフラー音は、初代の力強さ→中期の控えめ→現行の洗練と、時代と共に変化してきました。ノーマルのままでも楽しめる一方で、カスタムすることでさらに個性を引き出すことも可能です。
「音で走りを楽しみたい」「街乗りでも主張したい」など、目的に応じて最適なマフラーを選びましょう。アルトワークスは音を楽しめる、数少ない軽スポーツです。
コメント