バイクを購入した際、タンクやカウルにショップ名のステッカーが貼られていることがあります。たとえば「Motorrad Kobe.com」といった販売店のロゴがタンクに貼られているケースも。この記事では、こうしたショップステッカーがどのような素材で貼られており、安全に剥がす方法や注意点について詳しく解説します。
■ショップステッカーの正体とは?
多くの場合、ショップロゴは「カッティングステッカー」や「ビニール系ラミネートステッカー」として貼り付けられています。
いずれも塗装の上に貼り付けられており、クリア塗装や印刷ではない限り、物理的に剥がすことが可能です。
「Motorrad Kobe.com」のようなショップ名が見えるステッカーも、基本的には納車前の販促用であり、ユーザーが希望すれば剥がしても問題ありません。
■剥がし方①:手で剥がせるタイプか確認する
まずはステッカーの端を少しめくってみて、指や爪で浮かせられるか確認します。柔らかく伸びるタイプならそのままゆっくり剥がせます。
ただし寒い季節や貼られてから時間が経っていると、固着して割れやすくなるため、無理に引っ張ると塗装を傷める可能性があります。
■剥がし方②:ドライヤーやヒートガンで温める
ステッカーを温めることで、糊が柔らかくなり、塗装を傷つけずに剥がしやすくなります。家庭用ドライヤーを使って、20〜30秒ほど温風を当てるのがコツです。
温めた後に、ヘラやプラスチックカードなどを使ってゆっくりと剥がしていきましょう。金属製のスクレーパーは使用しないように注意してください。
■残った糊の除去には専用クリーナーを
ステッカーを剥がした後、タンク表面に糊が残ることがあります。その場合は、シール剥がしスプレーや無水エタノール、ガラスクリーナーなどを柔らかい布に取り、やさしく拭き取ります。
絶対にシンナー系やラッカー系の強溶剤は使用しないでください。これらは塗装を侵す恐れがあります。
■注意点:これは塗装やクリアコートではないか?
ごくまれに、ショップ名やロゴがタンク塗装の一部として「プリント」されている場合もあります。その場合、剥がすことはできず、再塗装が必要です。
見分け方のひとつは、触って凹凸があるかどうか。ステッカーなら盛り上がりを感じるはずです。指で触れても滑らかで凹凸がない場合、塗装やクリア層の可能性があります。
■実例紹介:BMW Motorrad購入者の体験談
あるユーザーは、Motorrad KobeでBMW R nineTを購入した際、タンクにショップ名入りステッカーが貼られていました。納車前に「ステッカーを剥がしてください」と伝えたところ、無償で丁寧に対応してもらえたとのこと。
また別の例では、納車後に自分でヒートガンとステッカーリムーバーを使って除去したが、糊の除去が不十分でうっすら跡が残ったという報告もあり、焦らず丁寧な作業が重要です。
■まとめ
バイクのタンクに貼られた「Motorrad Kobe.com」などのショップステッカーは、基本的にユーザーの希望で剥がすことが可能です。物理的なステッカーであればドライヤーなどを使えば安全に除去できます。
ただし塗装との一体型かどうかは慎重に見極め、糊の除去には専用クリーナーを使うようにしましょう。心配な場合は購入時にショップに依頼するのが安心です。
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