免許を取得する順番によって、手間や費用に大きな差が出ることがあります。これから普通自動車免許、バイク免許、原付免許をすべて取りたいと考えている人に向けて、時間とコストをできるだけ抑えるおすすめの取得順を解説します。免許は計画的に取得することで、結果的にムダのない進め方ができます。
結論:おすすめの取得順は「普通自動車 → バイク → 原付(不要な場合あり)」
先に普通自動車免許を取得しておくと、次のようなメリットがあります。
- 原付免許が自動的に付帯される(別途取得不要)
- バイク免許取得時に学科試験免除
- 教習所での通学スケジュールが柔軟になる
つまり、「普通自動車免許→バイク免許」の順が、最も効率的で費用が抑えられる方法です。
各免許の基本的な取得費用と所要時間
免許種別 | 費用(概算) | 所要時間 |
---|---|---|
原付免許 | ¥8,000〜¥10,000 | 1日(講習+試験) |
普通自動車免許(AT) | ¥250,000〜¥300,000 | 約1ヶ月〜2ヶ月 |
普通二輪免許(MT) | ¥100,000〜¥150,000 | 2〜3週間(所持免許により変動) |
原付免許を先に取得しても良いのですが、普通自動車免許に自動的に原付の運転資格が含まれるため、原付だけを先に取ると費用と手間が重複してしまいます。
ケース別のおすすめルート
【とにかく早く原付だけ乗りたい場合】
→ 原付免許(1日) → 普通自動車 or バイク免許(後日)
【将来的に全部の免許が欲しい場合】
→ 普通自動車免許(学科共通) → バイク免許(技能教習のみ)
【バイク優先で取得したい場合】
→ バイク免許 → 普通自動車免許(学科が重複するので非効率)
バイクを先に取るルートは可能ですが、普通自動車免許と学科が重複し、結果的に学科を2回受けることになるため時間と費用がかさむ傾向があります。
補足:バイク免許には「小型」「普通」「大型」がある
バイク免許を取る際は、目的に応じて区分を選びましょう。
- 小型二輪(125ccまで):手軽だが高速道路は走行不可
- 普通二輪(400ccまで):もっとも汎用性が高い
- 大型二輪:上級者向け。普通二輪が必要なケースも
普通自動車免許を先に持っていれば、バイクの教習では学科が全免除になるため、大幅に時間とコストがカットされます。
まとめ:順番を工夫すれば最大2万円以上の節約も可能
将来的に普通自動車・バイク・原付のすべての免許を取得するつもりであれば、普通自動車免許 → バイク免許(小型〜大型)の順番がもっとも効率的かつ経済的です。原付免許は普通自動車取得時に含まれるため、わざわざ別取得する必要はありません。
免許取得にはまとまった費用と時間がかかるので、ムダのないルートを選び、計画的に進めましょう。
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