2型スズキ・GSX1300R隼(ハヤブサ)の新車価格と中古市場の動向を詳しく解説

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スズキのフラッグシップスポーツバイクとして高い人気を誇る「GSX1300R隼(ハヤブサ)」。特に2008年以降に登場した通称“2型”は、初代の特徴を継承しながらもエンジン出力や安全装備の面で大きな進化を遂げたモデルです。本記事では、2型ハヤブサの新車価格や購入時の注意点、現在の中古市場の動きについて解説します。

2型GSX1300R隼の概要と特徴

2型ハヤブサ(GSX1300R)は、2008年にフルモデルチェンジされて登場しました。エンジンは1,340ccに拡大され、最大出力197PS(145kW)を発揮。初代モデルと比べてよりスムーズな加速と耐久性が向上しています。また、フレーム剛性の見直しやブレンボ製ブレーキ、ABSの搭載(2013年以降)など、総合的なバランスが強化されました。

デザイン面では、より流麗なエアロダイナミクスを重視した外観が特徴で、直線安定性の高さが長距離ツーリングユーザーからも高評価を受けています。

2型ハヤブサの新車価格:発売当時の価格推移

2型ハヤブサが日本国内で正規販売されていた時期(2008年〜2020年頃)における新車価格は以下の通りです。

年式 グレード 新車価格(税込)
2008年 GSX1300R 1,491,000円
2013年(ABS搭載) GSX1300R ABS 1,641,000円
2018年(最終モデル) GSX1300R Final Edition 1,609,200円

価格は年式やモデルによって若干異なりますが、おおむね150万円〜160万円前後が新車価格の目安となっていました。

新車購入はもうできない?現行モデルとの違い

2021年には3代目ハヤブサ(3型)が登場し、2型はすでに新車販売が終了しています。現在は新車での入手は困難で、正規ディーラー在庫や並行輸入業者などの例外を除き、中古車市場が主な購入先となります。

なお、3型は電子制御技術(IMU、各種ライディングモード、トラクションコントロールなど)が大幅に進化していますが、エンジン出力は200PSで、数値的な差はわずかです。電子装備よりも「ハヤブサらしい荒々しさ」を好むライダーには、むしろ2型を選ぶ人も多く見られます。

中古市場での価格帯と相場感

2024年現在、2型GSX1300R隼の中古車価格帯は以下のようになっています。

  • 走行距離3万km未満・美車:110万円〜140万円
  • 走行距離5万km以上・並品:80万円〜110万円
  • カスタム多数・ワンオーナー車:130万円〜160万円

中古価格は走行距離・メンテナンス状況・カスタム内容によって大きく変動します。また、「ファイナルエディション」などの限定車両はプレミア価格になっていることもあります。

購入時に気を付けるポイント

2型ハヤブサの中古購入では、以下の点をチェックしておくことが重要です。

  • 前後サスやフレーム周辺の損傷や転倒歴
  • 吸排気系・冷却系のメンテナンス履歴
  • ABSやメーター系の電装トラブル
  • 純正パーツの有無(将来的な再販価値に影響)

走行距離だけで判断せず、整備履歴や保管状態も重視しましょう。

まとめ:2型ハヤブサの魅力と今後の資産価値

2型GSX1300R隼は、性能・耐久性・スタイリングのどれをとっても高水準なモデルであり、今後もバイクファンからの人気が続くであろう一台です。新車価格は当時150万円前後でしたが、現在の中古市場でも高値で安定しており、良コンディション車はむしろ「資産」としての価値も見込めます。

最新モデルに比べて電子制御装備は控えめですが、ライダーとの一体感を重視する人にとって、今なお魅力的な選択肢となるでしょう。

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