スズキ アドレスV125Sに乗っていると、メーター部分から「ビビり音」や「カタカタ音」が聞こえることがあります。とくにメーターの透明プラスチックカバーから発生する音は、気になりやすく、放置するとストレスになります。この記事では、このビビり音の主な原因や具体的な修理・対策方法について、実例を交えて詳しく解説します。
メーターのビビり音の主な原因とは?
アドレスV125Sのメーター部で発生する異音の原因は、主に次のようなものが考えられます。
- プラスチックカバーとメーターボディの間に隙間がある
- メーター周辺のネジの緩み
- 経年劣化によるゴムパッキンの硬化や脱落
- 内部クリップの緩みや破損
これらが複合的に影響し、路面の振動とともにビビり音となって現れます。
まずはネジの増し締めを試す
もっとも手軽な対策が、メーター周辺のネジの増し締めです。特にフロントカウルとメーター本体を固定しているネジに緩みがあると、走行中の振動で異音が発生しやすくなります。
作業手順:
1. ハンドル周りのカウルを慎重に外す
2. メーター固定用のネジ(4〜6本程度)を確認し、適切なトルクで締め直す
3. 締め付けトルクが不明な場合は、過剰な力をかけないよう注意
これだけで音が止まったという事例も多く報告されています。
緩衝材を使ったビビり音の根本対策
ネジを締めても音が止まらない場合、透明カバーとメーター本体の間にクッション材を入れる方法があります。
使える素材は以下の通り。
- 防振スポンジテープ(3〜5mm厚)
- フェルトシール
- シリコンラバー(ホームセンターでも入手可能)
隙間に適度なサイズで切ったクッション材を貼り付けることで、部品同士の干渉を抑え、音の発生源をなくすことができます。
劣化したゴムパーツや固定具のチェック
古い車体では、メーター内部に使われているゴム製のクッションが劣化しているケースもあります。これによりメーターがわずかにガタつき、走行中の振動と共鳴して異音が発生します。
カバーを外す際に以下も確認しましょう。
- ゴムパッキンや緩衝材の劣化や摩耗
- 内部のネジの緩みやクリップの割れ
- カバーのツメ折れ
状態が悪い場合は、パーツの交換や補修材の追加を検討しましょう。
実際に修理したユーザーの声
アドレスV125Sのオーナーからは、「ネジを全て締め直したら音がピタッと止まった」「メーターカバー内にスポンジを1cmほど貼ったら劇的に改善した」といった声が多く寄せられています。
逆に、外装ネジだけ締めてメーター本体を触らなかったことで「一時的には止んだが再発した」という例もあるため、可能であれば一度カバーを外して根本から対策するのがベストです。
まとめ:増し締め+緩衝材で音トラブルを予防
スズキ アドレスV125Sのメーターから発生するビビり音は、ネジの緩みが原因であることが多く、増し締めだけで解消する場合もあります。ただし、根本的な改善を目指すなら、緩衝材の使用やゴム部品の状態確認など複合的なアプローチが必要です。手軽な対策で静かなライディング環境を取り戻しましょう。
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