車のドアの凹み修理で「修復歴あり」になる?気になる査定とその対処法

中古車

駐車場などでいつの間にかできていた車のドアの凹み。いわゆる「ドアパンチ」による凹みは多くのドライバーが経験するトラブルですが、「修復歴が付くのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。本記事では、そうしたドアの凹み修理が車の価値や査定にどう影響するのかを解説します。

「修復歴あり」とはどういう状態?

中古車業界でいう「修復歴あり」とは、車の骨格部分(フレームやピラー、ルーフなど)を損傷・修理した履歴があることを指します。したがって、外板パネル(ドアやフェンダーなど)だけの軽度な修理では通常、修復歴には該当しません。

例えば、ドアのへこみ修理や交換を行っても、そのドア自体が構造体に含まれなければ「修復歴あり」にはならないというのが基本的な判断基準です。

ドアの凹み修理の種類と影響

ドアの凹みを直す方法には、主に以下のようなものがあります。

  • デントリペア:塗装をせず裏から押し出す簡易修理。塗装ダメージがなければリーズナブルで修復歴にもならない。
  • 板金塗装:軽い損傷でも塗装が必要な場合はこの方法。こちらも修復歴は基本的に付きません。
  • ドア交換:元のドアを丸ごと交換する方法。新品や同型車の中古ドアなら問題ありませんが、交換理由や作業内容が査定に影響する場合も。

どの修理法も、構造部分にダメージがない限りは「修復歴あり」と判断されることは少ないです。

査定への影響はゼロではない

「修復歴あり」にはならなくても、査定士が外板修理の痕跡を見つければ、軽微な減点となる場合があります。特に新車から数年以内の車や高級車では、塗装の色ムラや交換履歴がマイナス要素になることも。

とはいえ、実用車や年式の古い車では査定にほとんど影響しないというケースも多いため、車種・年式・市場価値に応じて判断することが重要です。

自費修理か保険修理かの判断ポイント

車両保険を使って修理するか、自費で済ませるかも悩みどころです。保険を使うと等級が下がり翌年からの保険料が上がるため、見積もり金額が5〜6万円以下であれば自費修理の方が得になる場合が多いです。

また、軽微な凹みであれば、デントリペアを使えば1〜2万円程度で直る場合もあります。

将来的に売却を考えているなら

もし将来的に車を高く売却したいと考えているなら、修理記録や修理方法も重要なポイントになります。ディーラーや認定工場での修理は信頼性が高く、査定時にも好印象を与える傾向があります。

修理前に業者に「この修理で修復歴になるかどうか」や「査定に影響する可能性」について確認しておくと安心です。

まとめ:ドアの凹みは基本的に修復歴にならないが注意点あり

ドアパンチなどによる凹み修理で、構造部分を損傷していなければ「修復歴あり」にはなりません。ただし、査定への軽微な影響や、保険利用時のデメリットなどを考慮して、修理方法は慎重に選ぶべきです。

もし売却を視野に入れているなら、信頼できる修理工場に依頼し、修理内容を明記した記録を保管しておくと後々のトラブル回避にもつながります。

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