通勤や業務で使用されることの多いPCX125は、積載力を強化することでより利便性の高いバイクになります。特に旭精器製作所が提供する集配用大型キャリーボックスは、業務用において人気の高い製品ですが、その取り付けには適切なリアキャリアの選定や、道路交通法に基づく法的制限の理解が不可欠です。本記事では、PCX125に大型ボックスを取り付ける際の必要部品や法的注意点について解説します。
旭精器製作所のキャリーボックスとは
旭精器製作所のキャリーボックスは、郵便・新聞・フードデリバリーなどプロユースに対応した大型積載ボックスです。防水性・耐久性に優れ、容量も60L〜100L以上と非常に大きいため、個人利用でも長距離ツーリングや買い物に最適です。
代表的な製品には「C-BOX」「EXボックス」などがあり、上開き・横開きの種類が選べます。重量はおおよそ7〜15kg程度ですので、キャリア側の強度も重要となります。
PCX125に必要なリアキャリアの選び方
大型ボックスを装着するには、標準装備のグラブバーでは不十分で、強化タイプのリアキャリアが必要です。PCX125対応のリアキャリアはGIVI、KIJIMA、デイトナなどから販売されており、天板が広く耐荷重10〜15kg以上の製品を選ぶのがポイントです。
特に旭精器製作所のボックスはボルト固定を想定しているため、金属製の平面が広く開いた天板タイプのキャリアが適しています。場合によってはボックス側に穴開け加工が必要となる場合もあります。
取り付けの具体的な流れ
- 1. PCX125に適合するリアキャリアを取り付ける
- 2. ボックス側の固定穴とキャリア側の取り付け位置を確認
- 3. 必要であればボックス側に穴をあけ、ステンレスボルトとナットで固定
- 4. ガタつき防止にゴムマットやワッシャーを挟むと効果的
作業はDIYでも可能ですが、不安がある場合はバイクショップでの取り付け依頼も検討しましょう。
法的に問題ないサイズと積載条件
道路交通法では、原付二種(PCX125含む)での積載に関して以下のように定められています。
- 幅:車体の幅+左右合計で30cm以内
- 長さ:車体後端から30cm以内
- 高さ:地上から2m以内
- 重量:積載物+ボックス含めて30kg以内(積載最大重量)
旭精器製作所のボックスは多くがこの規定内に収まるよう設計されていますが、積載する荷物と合わせた総重量に注意する必要があります。万が一これを超えると道路交通法違反となり、罰則の対象となるので注意してください。
実際の使用例とユーザーの声
フードデリバリー業でPCX125に旭精器のボックスを取り付けたユーザーからは、「雨天でも中身が濡れない」「走行安定性が良く、違和感がない」といった高評価が多く聞かれます。
ただし、取り付けが甘いと走行中にガタついたり、ボックスが振動でズレるというケースも報告されています。施工精度と耐久性を考えると、信頼できるショップでの取り付けが望ましいという意見もあります。
まとめ:法令を守って安心・安全な積載環境を
PCX125に旭精器製作所の大型ボックスを取り付ける際は、対応キャリアの選定と法的な寸法・重量制限をしっかり把握することが重要です。リアキャリアは強度の高い製品を選び、ボックスの取り付けは確実に固定しましょう。
安全かつ快適な積載環境を整えることで、日常の移動から業務用途まで大きな利便性を得ることができます。
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