Uber配達で二輪バイクを使うときナンバープレートは緑?白?用途別に完全解説

運転免許

Uber Eatsや出前館などのフードデリバリーサービスで二輪バイクを使用する際、ナンバープレートの色が気になる方も多いはずです。「緑ナンバーにしなければ違法なのでは?」という疑問は正当ですが、実際のルールはやや複雑です。この記事では、二輪車の使用目的ごとに必要なナンバープレートや登録種別を、具体例を交えて解説します。

ナンバープレートの色が意味するもの

日本の二輪車ナンバープレートには主に以下の区分があります。

  • 白ナンバー:自家用(営業用でない)一般車両
  • 緑ナンバー:貨物運送を目的とした営業車両(軽貨物・事業用)
  • 黄色・ピンク・水色:原付一種・二種に対応する自家用

つまり、緑ナンバー=営業用貨物輸送車両という位置づけです。

Uber Eatsは緑ナンバーが必要?

Uber Eatsは貨物自動車運送事業法に基づく“貨物輸送”には該当しないとされています。あくまで個人事業主が「軽貨物・バイクなどを用いて料理を運ぶ」という形式で、運送業ではなく請負業と解釈されます。

そのため、125cc超のバイクでも白ナンバーで問題ないとされており、緑ナンバー取得は原則不要です。ただし、条件付きで緑ナンバーが必要になるケースもあります。

緑ナンバーが必要になる場合とは?

以下のようなケースでは緑ナンバーが必要になる可能性があります。

  • Uber以外で報酬を受けて荷物運送をする(例:バイク便)
  • 法人登録で業として貨物輸送を行う
  • 軽貨物登録をして車両を複数台所有して運送業を営む

これらに該当しない限り、緑ナンバーの取得義務はありません。

白ナンバーでUber配達する条件

白ナンバーで配達するには以下の条件が前提となります。

  • 自家用登録の二輪車であること(原付・125cc・250cc・400ccもOK)
  • 個人事業主としてUberと契約していること
  • 保険(自賠責+任意保険)に配達用途が含まれていること

特に任意保険では「業務使用(営業用途)」の追加が必要な場合があります。通常の通勤通学用では補償対象外となる可能性があるため注意が必要です。

実際の運用例:白ナンバーでのUber配達

実例:東京都内でCB250R(白ナンバー)を使用してUber配達を行っているKさんは、「バイクは自家用登録、保険は業務使用に拡張してある。Uberから緑ナンバー取得を求められたことはない」と話します。

また、PCX125(ピンクナンバー)で配達している人も多く、軽二輪・小型二輪ともに白ナンバーでの活動が基本となっています。

まとめ:Uberでの配達は白ナンバーで問題なし

Uber Eatsなどのフードデリバリーにおいて、緑ナンバーは基本的に不要です。自家用登録のまま、保険を配達対応にしておけば、白ナンバーや原付ナンバーで合法的に活動可能です。

ただし、明確な「運送業」や請負配達以外の貨物輸送に手を出す場合には、緑ナンバーが必要になるので注意してください。

安心してデリバリーを続けるには、ナンバーだけでなく保険の見直しや車両登録状況の確認も忘れずに行いましょう。

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