126〜250ccの軽二輪バイクを譲り受けた際、「譲渡証明書だけで名義変更できると言われた」とのことですが、本当にそれだけで手続きが完了するのか、不安になる方もいるでしょう。この記事では、必要な書類と手順を整理し、注意点を丁寧に解説します。
軽二輪(126〜250cc)では廃車手続きは不要
まず重要なのは、 126〜250ccの軽二輪は原付とは異なり、バイクを譲渡する前に廃車(一時抹消登録)の手続きを行う必要がありません。そのため、譲渡証明書のみでも手続きを始められるケースが一般的です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
譲渡証明書だけで足りるのか?実際に必要な書類
譲渡証明書は必須ですが、それだけでは名義変更はできません。新所有者側で以下の書類が必要です。
- 譲渡証明書(前所有者の署名・印鑑付き)
- 軽自動車届出済証(原本)
- 住民票(発行から3ヶ月以内)
- 軽二輪1号様式申請書、軽二輪税申告書、手数料納付書などの書類
- 自賠責保険証(有効期限内であれば引き継ぎ可能)
- 新所有者の印鑑(認印可)
これらをそろえて、運輸支局または自動車検査登録事務所で申請する必要があります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
譲渡証明書のみでは不十分な理由
確かに譲渡証明書は名義変更の根拠となる書類ですが、税金や登録情報の更新のためには他の書類とのセット提出が必要です。特に「軽自動車届出済証」は車検証に相当する重要な原本書類です。
また、住民票や申請書類が整っていないと、新所有者の居住地や使用場所情報が登録されず、手続きが完了できません。
譲渡証明書のみで済む例外的なケースとは?
例として、原付(125cc以下)の場合は廃車証明だけで済む自治体もあり、「申告と譲渡証明書だけ」で手続きできるケースもあります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
しかし、軽二輪クラス(125cc超)は運輸支局での名義変更が義務付けられており、廃車手続きが不要とはいえ申請要件は厳格です。
名義変更を放置するとどうなる?トラブルのリスク
名義変更を怠ると前所有者へ納税通知が届いたり、事故時の責任の所在が曖昧になったりします。また、自賠責保険の名義が前所有者のままの場合、新所有者が事故を起こしても補償が受けられない場合があります。
そのため、譲渡後はできるだけ速やかに名義変更手続きを行うことが重要です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
まとめ:譲渡証明書だけでは不十分。手続きには他の書類が不可欠
譲渡証明書はあくまで必要書類の一部であり、それだけで名義変更できるわけではありません。126〜250ccの軽二輪バイクを引き継ぐ際は、軽自動車届出済証・住民票・申請書類などをそろえて、管轄の運輸支局で正式な手続きを行う必要があります。
名義変更を完了させることで、新所有者としての責任と安心を手に入れましょう。
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