バイクにUSB Type-C端子を装備し、スマートフォンやアクションカメラを充電するのはツーリング時の便利な装備です。この記事では、Type-Cポートを2つに分けてスマホとOsmo Action 4を同時に充電できるのか、また安全性やバッテリーへの影響について詳しく解説します。
Type-Cポートを2つに分岐することは可能か?
結論から言えば、Type-Cの分岐ケーブルやハブを使えば理論上は可能です。ただし、すべての分岐アダプタが充電に対応しているわけではなく、特にバイクの電源供給能力との相性もあるため、適切な製品選びが重要です。
たとえば「PD対応のType-Cハブ」や「二股USB Type-C分岐ケーブル」などが市販されていますが、給電能力が弱いものだと2台同時充電は安定しない可能性があります。
バイクの電源から2台同時に充電するための条件
バイクに設置されているUSB電源が12V→5Vに変換される一般的なシガーソケットタイプであれば、最大出力アンペア数が鍵になります。例えば「5V 3A出力」の電源であれば、スマホ(約1.5A)とOsmo Action 4(約1A)を理論上は同時に充電可能です。
ただし、エンジン回転数や車種、電圧の安定性によっては電力不足となり、片方の充電が遅くなったり停止することもあります。そのため、急速充電が必要な機器には注意が必要です。
おすすめの分岐ケーブル・充電ハブ
バイク用におすすめの分岐製品としては、以下のような仕様を満たすものが理想です。
- PD(Power Delivery)対応
- 12V入力→複数ポートで5V出力
- 防水・防塵機能付き
- ヒューズ搭載で過電流対策済
たとえば「Anker PowerDrive III Duo」や「MOTOWOLF USB Charger」などはバイク愛好家に人気があり、高出力で安定した同時充電が可能です。
バイクバッテリーへの影響はある?
通常の走行中において、スマホとカメラ程度の消費電力であれば、バッテリーが上がるリスクはほぼありません。しかし注意点として、エンジンを切った状態で給電が継続されていると、数時間のうちにバッテリーが上がる可能性はあります。
そのため、イグニッション連動型の電源に接続する、あるいは電源スイッチ付きのハブを使用するのが望ましいです。
配線と防水処理の重要性
バイクに電子機器を設置する際は、必ず配線の取り回しと防水処理を施すことが重要です。雨天や長距離ツーリングでの水没リスクを想定し、接続部にはシリコンカバーや収縮チューブで保護しましょう。
また、電源の取り出し場所(ヒューズボックス、バッテリー直結など)によって配線方法は異なるため、電装に不安がある場合はバイクショップに依頼するのが安全です。
まとめ:2台同時充電は可能だが、安定性と安全性を意識して
USB Type-Cを2つに分岐してスマホとOsmo Action 4を同時に充電することは、適切なハブや配線、電源管理があれば十分可能です。製品選びや配線の工夫、防水対策をしっかり行えば、快適なバイクライフを支える便利な装備となります。
無理な電力供給や不安定な環境下ではトラブルの原因にもなるため、信頼できる製品を選び、安全に活用しましょう。
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