ホーネット600は本当に“良心的価格”だったのか?中古市場と名車の価値を再考察

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ネイキッドバイクの名車として語り継がれるホンダ・ホーネット600。直列4気筒エンジンを積みながらも扱いやすく、スタイルも秀逸。今回は、このホーネット600が登場した当時の価格やスペック、現在の価値までを総合的に解説し、なぜ「良心的」と言われるのかを紐解きます。

ホーネット600とはどんなバイクか

ホーネット600は1998年に欧州市場向けに登場したホンダのネイキッドバイクです。CBR600Fのエンジンを流用しながら、街乗りにも適した低中速域の扱いやすさと、高回転の伸びを兼ね備えた性能が魅力です。

倒立フォークやアルミフレームなど、装備も豪華でありながら「手頃な価格帯」で提供された点が、多くのファンを惹きつけました。

当時の価格帯と他車種との比較

2000年代前半、ホーネット600の新車価格はおよそ60万〜70万円台(欧州価格)でした。これは同クラスの中では割安で、以下のようなモデルと比べても“価格以上の性能”が評価されていました。

車種 排気量 新車価格(当時)
ホーネット600 599cc 約65万円
ヤマハ FZ6 600cc 約75万円
スズキ バンディット600 600cc 約72万円

装備や走行性能のバランスを考えると、ホーネット600は当時の大型バイク市場で“コスパ最強”とも言える存在でした。

現在の中古市場における価値

2024年現在、ホーネット600は絶版車となり、逆輸入車としての希少価値が上がっています。中古相場は状態や年式によりますが、おおよそ50万〜90万円の間で取引されており、状態が良いものは価格がさらに高騰しています。

特に倒立フォークモデルや欧州限定カラーなどはプレミアが付きやすく、愛好家の間では“伝説のバイク”として語られています。

なぜ「良心的価格」と言われるのか

その理由は以下の通りです。

  • CBR600F譲りの高性能エンジンを搭載
  • 装備が充実している(倒立フォーク、6速ミッション)
  • 当時の販売価格が同クラスより安価

これらの要素が揃ったことで、価格以上の満足感が得られる1台として、今も高評価が続いているのです。

実際のユーザーの声

あるホーネット600オーナーは「エンジン音が滑らかで長距離も疲れにくい。峠も街乗りも万能。これでこの価格は神」と語ります。

また、維持費の安さやパーツの入手性も「気軽に乗れる大型バイク」としての魅力を後押ししています。

まとめ:今見ても優秀なホーネット600の価値

ホーネット600はその性能・装備・価格のバランスにおいて、当時としても、そして今の目線から見ても非常に良心的なバイクだったと言えます。絶版となった今でも高い人気を誇るのは、その実力が本物だった証拠でしょう。

もし出会えるチャンスがあれば、ぜひ一度その魅力を体感してみてください。

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