中古バイクを購入する際、価格が妥当なのかどうか迷う方も多いでしょう。特に人気のホンダCB400SF(NC42型)前期モデルは、中古市場でも一定の需要があります。この記事では、NC42前期モデルの相場感と、価格判断のポイントについて詳しく解説します。
NC42前期モデルとは?
ホンダCB400スーパーフォア(通称NC42)は、2008年に登場した中型ネイキッドバイクです。VTEC搭載による爽快な高回転域の走りと扱いやすさで、教習所用としても使われるほどの信頼性が魅力です。
前期モデルは主に2008年〜2013年頃までの車両を指し、その後の後期型に比べるとメーターや細かな装備に差がありますが、基本性能に大きな違いはありません。
中古価格の相場はどれくらい?
2024年現在、NC42前期モデルの走行距離1.5万km以内・車検付き・事故歴なしの良好車両の相場は、60万円〜80万円前後となっています。これは以下の条件によって上下します。
- 年式(前期か後期か)
- 走行距離の多寡
- 外装の状態
- メンテナンス履歴
- 販売店の保証・整備付きか
そのため、75万円という価格は「少し高め」に感じられるかもしれませんが、全体的に見れば大きく外れてはいません。
価格が高くなる要因とは?
75万円という価格がつく背景には、販売店の整備品質や保証の内容、車両の状態が関係しています。例えば。
- タイヤやブレーキパッド新品交換済み
- 納車前点検・整備込み
- 外装が非常に美しい、もしくは純正オプションが豊富
- 保証期間が長い
逆に、個人売買や保証・整備なしのショップであれば、同等の車両が60万円台で見つかることもあります。
妥当な判断をするためのチェックリスト
価格に対して納得するために、以下のポイントを確認してみましょう。
- 整備記録や点検履歴があるか
- 転倒歴・修復歴の有無
- タイヤやチェーンの残量
- 消耗品の交換時期(バッテリー・オイル・冷却水など)
- 現車確認で異音や操作感の異常がないか
これらを丁寧にチェックすることで、価格に対する納得感が高まります。
実例:似た条件のバイクとの比較
たとえば、2023年に大阪で販売されていた同条件(NC42前期、走行15,000km、保証付き)の中古車は、72万円(税込)で販売されていました。外装に小傷があることでやや値下げされたとのこと。
一方、都内の大型バイク店では、完全整備・外装磨き済み・車検2年付きの同車両が78万円で売られていた例もあります。地域差も加味して比較することが重要です。
まとめ:価格の妥当性は「状態と安心感」で判断しよう
NC42前期モデルで走行距離15,000km、車検1年ありで75万円という価格は、中古市場の中ではやや高めですが、「整備済み・保証付き」であれば十分納得できる範囲内といえるでしょう。
安さだけに注目するのではなく、「整備の内容」「販売店の信頼性」「保証体制」といった部分も含めて総合的に判断することが、中古バイク選びで後悔しないコツです。
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