軽自動車の車検が1年で来る理由とは?中古購入後の車検スケジュールの仕組みを解説

車検、メンテナンス

中古で軽自動車を購入した後、「車検は2年ごと」と思っていたのに1年後に再び車検の案内が来ることがあります。これは一見すると不思議ですが、自動車登録のルールとタイミングに関係しています。この記事では、軽自動車の車検サイクルについて中古車購入者が知っておくべきポイントを解説します。

中古車購入後の車検はなぜ1年後?

車検は通常、新車登録時には3年間、その後は2年ごとです。ただし、中古車の場合は購入時点での「車検の残り期間」がそのまま引き継がれます。

例えば、中古車を2023年3月に購入して、車検が2023年7月まで残っていた場合、そのまま4ヶ月分の車検がついた状態で引き渡されます。つまり、購入後すぐに車検を受ける必要はないものの、車検期限はそのまま「2023年7月」のままです。

なぜ2023年7月に車検を受けたのに2024年7月にも必要?

車検を2023年7月に受け直した時点で、その有効期限は「そこから2年間」、つまり2025年7月になるはずです。

しかし、もし2023年7月に「名義変更のみ」で、実際の車検(点検整備と車検更新手続き)を行っていない場合、車検の有効期限は変わっていません。販売店によっては、「車検整備付き納車」としながら、実際には名義変更と簡易点検のみで車検更新をしていないケースもあるため注意が必要です。

車検の有効期限を確認する方法

現在の車検の有効期限は、車検証(自動車検査証)に記載されています。「有効期間の満了する日」という欄を見れば一目瞭然です。

また、軽自動車検査協会のサイトでも、車両のナンバーや車台番号を使って簡単に確認できます。

購入時に確認すべき「車検の残り」と整備状況

中古車購入時には以下の点を必ず確認しましょう。

  • 車検の有効期限はいつまでか?
  • 納車前整備の内容(点検記録簿の有無)
  • 「車検整備付き」と記載されていても、実際に整備と車検更新がされているか

不明な点があれば、購入元の販売店に「車検整備記録を見せてください」と尋ねるのが確実です。

再度車検を受けるときの費用と注意点

軽自動車の車検費用は業者によって異なりますが、法定費用(自賠責・重量税・検査費用)だけで約3〜4万円、整備費込みで6〜8万円程度が相場です。

整備工場やディーラーによっては、早期予約割引やパック割引もあるため、複数社から見積もりをとるのがおすすめです。

まとめ:車検タイミングは購入日ではなく「車検満了日」が基準

中古車を購入した後の車検時期は「購入日」ではなく、車検証に記載された満了日を基準に考える必要があります。1年後に再び車検が必要なのは、「購入時点での残り車検期間」が短かったためです。

次回以降は2年ごとになりますが、正確なタイミングを把握するためにも車検証のチェックと販売店への確認は忘れずに行いましょう。

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