1991年にホンダから登場したネイキッドバイク「ジェイド250(JADE250)」は、今もなお高い人気を誇る名車のひとつです。直列4気筒エンジンの高回転サウンドと扱いやすい車体設計で、ビギナーからベテランまで幅広く支持されています。本記事では、ジェイド250の特徴と、中古市場における価格相場を詳しくご紹介します。
ジェイド250とは?基本スペックと特徴
ジェイド250は、CBR250系の水冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載し、スポーティかつ上品な走行フィーリングが特徴のモデルです。
主なスペック:
- エンジン:249cc 水冷直列4気筒 DOHC
- 最高出力:約40馬力(当時の規制上限)
- 乾燥重量:約152kg
- 燃料タンク:14L
ネイキッドながら高回転型のエンジンを搭載し、街乗りからツーリングまで楽しめる万能モデルとして知られています。
ジェイド250が支持される理由
ジェイド250は「4気筒ならではの滑らかな吹け上がり」と「優れた車体バランス」が魅力です。1990年代当時のホンダの技術が詰まっており、今でも乗りやすさや完成度の高さを実感できます。
また、足つきの良いシート高や軽量なボディにより、女性ライダーやリターンライダーにも人気がありました。
中古市場における価格相場
2025年現在の中古市場では、ジェイド250の流通数は徐々に減っており、状態の良い車両はプレミア化しつつあります。
参考価格相場:
- 安価な個体(整備・走行多め):25万円〜35万円前後
- 中程度の整備済み個体:35万円〜50万円
- 低走行・フルオリジナル・レストア済:50万円〜70万円以上
特にノーマル状態の車両は希少で、価格が上がる傾向にあります。カスタムが入っている車両は相場より安くなることもありますが、整備歴や改造内容をよく確認することが大切です。
購入前にチェックすべきポイント
中古のジェイド250を検討する際は、エンジンの始動性やアイドリング安定性、キャブレターや電装系の状態を必ずチェックしましょう。
特に多走行車の場合、バルブクリアランスやカムチェーンの伸び、リアサスの劣化などに注意が必要です。また、部品の入手性がやや限られているため、メンテナンス前提での購入が安心です。
ジェイド250に乗る楽しさとは
ジェイド250は、250ccでありながらも高回転エンジン特有の「咆哮」を楽しめる貴重なモデルです。操作性の軽さと回して楽しいフィーリングは、現代の単気筒モデルにはない魅力といえるでしょう。
日常の通勤・通学から、峠道やツーリングまでマルチに使える一台として、今なお価値があります。
まとめ:ジェイド250は希少価値の高まる名車
ホンダ・ジェイド250は、90年代ネイキッドバイクの中でも完成度が高く、今でも多くのバイクファンに愛されています。中古車相場はやや高騰していますが、良質な個体を見つけることができれば、長く楽しめるパートナーになることでしょう。「扱いやすく、速く、そして楽しい」──そんなジェイド250に一度は乗ってみる価値は十分にあります。
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