2+2(2by2)レイアウトを採用するスポーツカーやスーパーカーは、「たまにリアに人も乗せられる」という実用性が魅力です。しかし、実際に乗ってみると、居住性、快適性、そして走りの楽しさには明確な特徴があり、想像以上に個性があります。この記事では、多くのモデルのリアルな体験レビューを紹介し、2+2カーが持つ魅力と欠点をわかりやすく解説します。
フェラーリ・ポルトフィーノ:リアシートは“セカンド用途”
イタリアンオープン2+2として絶大な人気を誇るポルトフィーノは、リアシートこそあるものの大人が長時間座るには少し狭い印象です。
実際に試乗した人の感想では、「短距離移動や子どもなら大丈夫」「大人2人乗せてのロングドライブは厳しい」など、用途別に割り切る必要があります。
ポルシェ911(992)カレラ4:リアは“荷物置き場”?
911は実質リアシートが“小物置き”として使われるモデルです。欧州の試乗レビューでも「リアは大人には向かず、荷物や小物収納に最適」との声が多く聞かれます。
ボディのしなやかな動きとフラット6の官能的なサウンドは健在で、リアシートは“楽しいドライビングのおまけ”と捉えると共感できる感覚です。
マセラティ・グランカブリオ:快適性と高級感の絶妙バランス
オープン2+2として一家に一台的な存在のグランカブリオは、リアシートの居住性が比較的高く、実用性と高級感を両立した空間です。
イタリア車らしい上質な乗り心地とエキゾーストノートが魅力で、リアゲストが短時間なら快適に楽しめる点が、他メーカーとの違いといえます。
BMW 4シリーズ グランクーペ:実用とスポーツ性の両立型
比較的価格が抑えられた4ドアクーペながら、リアシート居住性に優れており、成人男性でも違和感なく座れる点が高評価です。
ハンドリング・加速・快適性いずれもバランスよく、週末ドライブ用としてだけでなく、家族利用の「実用スポーツカー」として実力を発揮します。
総まとめと選ぶポイント
2+2スポーツカーを選ぶ際に押さえておきたいポイントを以下に整理しました。
- リア使用頻度:子どもや荷物置きなら小さめでも可、成人乗せるならリアスペース重視
- 快適性重視:クーペ系は快適、オープンモデルはやや割り切りが必要
- ドライビング仕様:真のスポーツ重視なら2シーター、バランス派は2+2が魅力
まとめ:2+2カーは“実用性と走りの両立”が魅力
リアシート付きのスポーツカー・スーパーカーは、大人が頻繁に座るのは難しいものの、荷物や子どもを乗せる用途に最適です。使用頻度や乗せる相手によって、モデル選びの軸が大きく変わるため、自分のライフスタイルに合わせて、“2+2カーの使いどころ”を明確にすると失敗しません。
試乗や試し乗りで確認しながら、自分にぴったりの一台を見つけてください。
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