中古で手に入る軽バンの中には、内装や外装にかなり使用感が残っているものも少なくありません。しかし、掃除と簡易的なDIYで、見違えるほど快適な空間に変えることは可能です。この記事では、ホンダ・アクティなどの軽バンをできるだけコストをかけずに、車中泊にも使える清潔で快適な車内に仕上げる手順を紹介します。
まずは徹底的な掃除から始めよう
最初にやるべきことは「徹底したクリーニング」です。車内のタバコ臭、シートのシミ、金属むき出しの床など、汚れやニオイの原因を除去しましょう。
- バキュームクリーナーで全体のホコリやゴミを吸い取る
- 重曹スプレー(水200ml+重曹小さじ1)でシートや天井を拭く
- タバコ臭対策には消臭ビーズや竹炭、または車内用オゾン脱臭機(短期間レンタル可)
- フロアや荷室の鉄板は中性洗剤+ブラシで洗浄し、水拭きで仕上げ
使い捨ての作業用手袋とマスクをつけて作業すると、より快適に掃除できます。
フロアの金属むき出し対策
剥がされたフロアマットの代わりに、防音性や断熱性にも優れた以下のアイテムを検討しましょう。
- 養生マット(100均でも入手可):応急的に床を覆える
- ジョイントマット:切り貼りしやすく、手頃な価格で足元の感触も改善
- 車中泊用アルミマット:断熱性が高く夏冬の車中泊におすすめ
マジックテープや両面テープを併用すればズレにくくなります。
座席のシミや劣化に対処する
座席がシミだらけ、または肌触りが気になる場合、カバーを使うことで快適度が一気に向上します。
- 市販の汎用シートカバー(1席あたり1,000円前後)を取り付ける
- 座面がボロボロの場合は、タオルやクッションを活用して座り心地を改善
- 座面の中に湿気がこもっていそうな場合は、陰干し+消臭スプレー
掃除後にファブリックリフレッシュや重曹スプレーを再度使うと、におい残りも軽減します。
外装の傷やへこみの目立たなくする工夫
塗装まで手をかけるのはコストがかかりますが、応急的に見栄えを整える工夫は可能です。
- 黒いフェンダーガードやバンパーステッカーで傷部分を隠す
- 100均のカーボン調シールで部分補修
- 軽度なへこみには熱湯+吸盤を使ったDIY修正
あくまで「車中泊・日常利用で気にならない程度」に仕上げるのが現実的です。
DIYで車中泊用空間に仕上げる方法
車中泊を想定する場合、収納や快適性のために少し工夫が必要です。
- 床にすのこ+マットレスを敷けば、フラットで快適な就寝スペースに
- 荷室に布で自作カーテンや目隠しを装着すればプライバシー確保も◎
- LEDランタンやUSBファンなどを活用して夜間の快適性も向上
あくまで仮設的なものでも十分に快適な車中泊環境は作れます。
まとめ|「使える車」に変えるのはあなたの工夫次第
一見すると「汚い」「傷だらけ」と敬遠されがちな軽バンでも、手間と工夫次第で十分に日常・車中泊に使える快適な一台へと変えることが可能です。特にホンダ・アクティのような堅牢なモデルであれば、清掃と簡易DIYだけで十分価値のある選択になります。
費用を抑えたいなら、中古でも車両性能がしっかりしている車に「掃除・工夫」で快適性を追加するのが最善の選択肢といえるでしょう。
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