愛車のカスタムにマフラー交換は欠かせない選択肢の一つです。特にBRZ(ZC6)ユーザーの間では、スポーツ性と音質向上を目的に社外マフラーの導入が人気を集めています。中でもRein Hard(ラインハルト)製の左右出しマフラーは注目されつつある存在ですが、使用者が少なく、車検に通るのか不安に思う人も多いようです。本記事では、Rein Hardマフラーが車検対応かどうかを判断するポイントと、車検制度の基礎知識について解説します。
車検対応マフラーの条件とは?
まず、マフラーが車検に通るには、以下のポイントを満たしている必要があります。
- 騒音規制(加速騒音規制または近接排気音量)の基準値以内
- 排気口が適切な位置にある(突起やボディ外への突出がない)
- 保安基準適合品であること(JQR・JASMA認証があるなど)
- 触媒(キャタライザー)が正しく装着されている
とくに「加速騒音規制」は2010年以降の車両では厳格に求められるようになっており、純正に近い音量でなければ不適合となる可能性があります。
Rein Hardマフラーの特徴と対応状況
Rein Hard製のマフラーは、ステンレス製で軽量、高い耐久性が特徴です。音質面でも低音重視のチューニングがなされており、スポーツカーらしいサウンドを実現します。
ZC6 BRZ用のRein Hard左右出しマフラーには、JQR認証プレートが付いているモデルも存在しており、その場合は保安基準適合品として車検に通る可能性が高いです。ただし、製品によっては「競技専用」や「一般公道不可」と明記されたモデルもあり、そちらは当然ながら車検非対応です。
購入前に確認すべきポイント
Rein Hardに限らず社外マフラーを導入する際は、以下の点を事前に確認しましょう。
- JQRまたはJASMAの認証ステッカーが付いているか
- 商品説明に「車検対応」の記載があるか
- 音量(dB)の数値が公表されているか
- ユーザー口コミやレビューで実際の使用感を確認
もし不明な点がある場合は、Rein Hard公式サイトや販売店に直接問い合わせることが確実です。
他車種や他社製との互換性にも注意
同じBRZでも、年式やグレードによって車体寸法やマウント位置が微妙に異なる場合があります。ZC6用マフラーでも、ATとMTでレイアウトが違うこともあるため、車種専用品を選ぶことが重要です。
また、Rein Hard以外のパーツ(中間パイプやキャタライザーなど)を同時に装着している場合、排気系全体の構成によって車検に通らないケースもあります。整備士に事前確認しておくと安心です。
万が一、車検に通らなかった場合の対処法
もし取り付けたマフラーが車検に通らなかった場合には、以下の対応策が考えられます。
- 純正マフラーに戻す:もっとも確実な方法です。
- マフラー交換を行っているショップで調整・改造:消音処理などで基準に近づけられることも。
- 構造変更申請(継続検査とは別):排気音量や出力に応じて陸運局での検査が必要になります。
どの方法を選ぶにしても、余裕を持って点検・相談することが大切です。
まとめ:Rein Hardマフラーでも車検対応モデルなら問題なし
Rein Hard製のBRZ(ZC6)用左右出しマフラーは、JQR認証モデルであれば原則として車検対応です。ただし、全モデルが対応しているわけではなく、音量・型式・記載内容を事前にしっかりと確認することが必要です。
ネット上の情報が少ないからこそ、メーカーや販売元に直接確認したり、経験者の声を参考にするのが確実です。安心してカスタムライフを楽しむために、法規に則ったマフラー選びを心がけましょう。
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