カブのカスタムは、走行性能を向上させるために行うことが多いですが、特に「60km付近での悲鳴」や「低回転域での息継ぎ」など、カスタム後に問題が生じることもあります。この記事では、カスタムバイクのメインジェットや燃調の調整、マフラー交換後の影響、そしてハンドル形状の選び方について詳しく解説します。
カスタムバイクのパフォーマンス問題: 高回転域の「悲鳴」
カスタムバイクでは、特にパワーフィルターやマフラー交換後にエンジンの挙動が変わることがあります。例えば、60km付近で「悲鳴」をあげる現象は、主に燃調が合っていないことが原因と考えられます。高回転域でエンジンが不安定になる場合、メインジェットの交換を検討するのは一つの方法です。
メインジェットのサイズを上げることで、燃料の供給量を増やし、高回転域のエンジンの安定性を改善できる可能性があります。ただし、メインジェットの交換は最高速度に影響する場合もあるので、慎重に調整することが重要です。
マフラー交換と燃調の影響
マフラーを交換すると、エンジンの排気効率が変わり、燃調(燃料と空気の混合比)のバランスが崩れることがあります。特に、ノーマルキャブにパワーフィルターを装着した場合、燃調が濃くなることが多いです。この状態では、低回転域で息継ぎが発生しやすくなります。
息継ぎを防ぐためには、ニードルの調整やメインジェットの変更が必要です。ニードルを1段階上げたことで改善されることもありますが、場合によってはジェットの交換をすることがより効果的です。
メインジェットの交換と最高速度
メインジェットの交換は、バイクの最高速度にも影響を与える可能性があります。ジェットを上げすぎると、燃料供給が過剰になり、エンジンのパワーが一時的に向上するかもしれませんが、オーバーフローや燃費の悪化が起こることもあります。
逆に、ジェットのサイズを小さくすると、燃料供給が不足して最高速度が低下する可能性があるため、調整は慎重に行う必要があります。特にカスタム後は、全体のバランスを見ながら細かい調整を行うことが重要です。
カブのハンドル形状選び
カブをカスタムする際、ハンドル形状も重要なポイントです。走行スタイルに合わせたハンドルを選ぶことで、操作性や快適性が大きく向上します。例えば、低めのハンドルはスポーティな走行を好むライダーに向いていますが、少し高めのハンドルは、長時間のツーリングに適しています。
また、カスタムパーツの中でも特に人気のあるのは「スーパーバー」や「セパレートハンドル」などです。これらは手の位置を高く保つことができ、特に長時間走行する際に疲れにくくなる効果があります。
まとめ: カスタムバイクの調整方法
カブのカスタムでは、燃調やメインジェットの交換、マフラー変更などがパフォーマンスに大きな影響を与えます。特に、60km付近でのエンジンの不安定さや「悲鳴」に関しては、メインジェットの交換やニードルの調整が効果的です。
また、カスタム後のバイクには、ハンドル形状を自分のライディングスタイルに合わせて選ぶことも重要です。これにより、快適性や操作性が向上し、より楽しいバイクライフが実現できるでしょう。
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