トヨタ・プリウスといえば、先進的なエコカーとして長年にわたり人気を博してきたモデルです。2023年に登場した新型60系プリウスも例外ではなく、デザイン性と走行性能が高く評価されています。しかし、一部のユーザーからは「なぜカーテシランプがないのか?」という疑問の声も上がっています。本記事では、60系プリウスにおけるカーテシランプ非搭載の理由や背景、代替手段について解説します。
カーテシランプとは?その役割と安全性
カーテシランプとは、ドアを開けたときに足元を照らす補助ライトのことです。夜間に乗降する際に地面の障害物や水たまりなどを確認しやすくする役割があります。また、車の存在を周囲に知らせる安全機能としても重宝されています。
トヨタ車では、かつての30系プリウスやクラウン、アルファードなどの上級モデルを中心に搭載されていました。
60系プリウスにカーテシランプがない理由
最新の60系プリウスでは、ドア下部にカーテシランプが標準搭載されていません。この理由は複数あると考えられます。
- コストバランスの最適化:プリウスは“手の届く先進車”として設計されており、装備と価格のバランスをとるために省略された可能性があります。
- デザイン性重視:60系ではクーペライクなフォルムとシャープな内装が特徴で、シンプルな内張りに統一感を持たせるため、カーテシランプが省かれたとも考えられます。
- 安全装備との住み分け:ナイトビジョンや周囲検知センサーなどの先進装備が発達した現在、カーテシランプの重要度が相対的に低下したとも言えます。
旧型(30系プリウス)との比較
30系プリウス(2009年〜2015年)では、一部グレードでカーテシランプが標準装備されていました。特に「Gツーリングセレクション」などの上位グレードでは、ドア下に赤や白のランプがあり、夜間の利便性に貢献していました。
一方、60系では標準装備されていないため、旧型から乗り換えたオーナーが違和感を抱くケースも少なくありません。
社外品や後付けオプションによる代替手段
60系プリウスにカーテシランプを後付けしたい場合、市販されているLEDドアライトキットなどを利用する方法があります。純正互換タイプも一部販売されており、配線工事を伴うものの比較的きれいに取り付け可能です。
また、プロジェクタータイプのロゴ照射型ライトも人気があり、ドアを開けた際にトヨタロゴや「PRIUS」の文字が地面に浮かび上がるタイプも選べます。
実際に後付けしたユーザーの声
「夜間の駐車場で子どもが水たまりに足を突っ込んでから後付けしました。安心感が違います」(40代男性・愛知県)
「DIYで簡単に取り付けできる製品も増えてきたので、カスタムの一環として楽しんでいます」(30代女性・神奈川県)
まとめ
60系プリウスにカーテシランプが搭載されていない背景には、コストやデザイン上の方針が関係しています。ただし、機能的な必要性を感じる方には後付けの選択肢も充実しており、比較的手軽に補うことができます。安全性や快適性を重視する方は、社外品の活用も検討してみると良いでしょう。
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