150プラドの車高調選びで注意したい!ディーゼル車とガソリン車の違いと装着の可否

カスタマイズ

ランドクルーザープラド(150系)はディーゼル車とガソリン車が存在し、それぞれに適したサスペンションセッティングが求められます。特にカスタムの際に導入される車高調は、適合するかどうかを誤ると走行性能や乗り心地に大きな影響を及ぼします。

ディーゼル車とガソリン車の違いとは?

まず注目すべきは車両重量とフロントのエンジンユニットの重さの違いです。ディーゼル車はガソリン車に比べてエンジンが重く、その分フロントサスペンションにかかる荷重も大きくなります。

例えば、150プラドのディーゼルモデル(2.8L)はガソリンモデル(2.7L)よりおおよそ100kg前後重く、この差がスプリングレートやダンパー特性に直接影響します。ディーゼル用の車高調はこの重さを考慮した設計になっているため、ガソリン車に取り付けるとバランスが崩れる可能性があります。

流用は可能?装着リスクと注意点

物理的な装着は可能なことが多いですが、サスペンションは「合う・装着できる」だけでなく「適正な性能を発揮する」かが重要です。ディーゼル車用の車高調をガソリン車に装着すると、フロントが過剰に上がってしまったり、乗り心地が硬すぎるという問題が発生することがあります。

実際のユーザーの声でも「乗り心地が悪くなった」「リアとのバランスが崩れて不安定になった」というケースが報告されています。そのため、自己判断での流用はおすすめできません。

メーカーが推奨する対応方法

車高調メーカーの多くは、型式ごとに適合確認を行っており、ディーゼル車とガソリン車で品番を分けていることが一般的です。例えば、TANABEやJAOS、CUSCOなどは150プラド用にディーゼル/ガソリン専用のラインナップを展開しています。

メーカーサイトには適合車種やグレードが明記されており、購入前に必ずチェックすべきです。さらに、購入前には販売店や整備業者に相談し、適切なモデルを選ぶことが重要です。

実例:不適合な車高調を装着した場合のトラブル

あるユーザーは中古で手に入れたディーゼル用の車高調をガソリン車に取り付けたところ、フロントが想定以上にリフトアップされ、ヘッドライトの光軸調整やトーインの再調整が必要になりました。

さらに、車検時に指摘されるケースもあり、最悪の場合は適合外として再整備が求められることもあるため注意が必要です。

まとめ:車高調選びは適合確認がカギ

150プラドの車高調は、ディーゼル車とガソリン車で設計が異なることが多く、外見が似ていても内部のスプリングレートや減衰特性に差があります。物理的に装着できたとしても、本来の性能を発揮できない可能性が高く、乗り心地や安全性に直結します。

安心してカスタムを楽しむためにも、必ず車種・エンジンタイプごとの適合確認を行い、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。

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