「250ccのバイクを買いたいけど、車体価格だけ見ていてはダメ」とよく言われます。実際には、保険や税金、諸費用、装備など、さまざまな“見えないコスト”がかかってきます。本記事では、車体価格40万円のバイクを購入する場合、どれくらいの予算を用意すべきか、具体的な内訳とともに解説します。
まずは基本の購入費用:車体価格と諸費用
250ccバイクの新車・中古車ともに、車体価格が40万円というのは相場として妥当なラインです。ですが、これに加えて必ず必要なのが諸費用。以下のようなものが含まれます。
- 登録手数料(約1万〜2万円)
- 納車整備料(約1〜3万円)
- 自賠責保険料(1年:約7,100円、2年:約8,900円)
- 重量税(250ccなら年1回の納付:3,600円)
上記を合わせると、おおよそプラス6〜8万円と見ておくのが安全です。
任意保険は必須?相場と加入のポイント
250ccバイクには任意保険が義務ではないものの、万が一に備えて加入は必須といえます。相場は年齢や等級によって変動しますが、以下は20代・初心者の想定例です。
- 対人・対物無制限+車両保険なし:年3万〜5万円
- ファミリーバイク特約(家族が車持ちの場合):年1万〜1.5万円程度
月払いにも対応している保険会社も多く、初期費用を抑える手段として検討の価値があります。
装備品・ヘルメットなどの“初期投資”にも注意
バイクに乗るには、安全装備も不可欠です。最低限必要なものとして以下が挙げられます。
- ヘルメット(1万5千〜5万円)
- グローブ(3千〜1万円)
- プロテクター付きジャケット(1万〜3万円)
- 盗難防止ロック(5千〜1万5千円)
これらを一式揃えると最低でも3万〜6万円程度の追加予算が必要になります。
トータルで必要な貯金額はいくら?
以下は、車体価格40万円のバイクを購入する場合に必要な総額の目安です。
項目 | 金額 |
---|---|
バイク本体 | ¥400,000 |
諸費用(登録・整備・自賠責) | ¥70,000 |
任意保険(1年分) | ¥40,000 |
装備・グッズ類 | ¥50,000 |
合計 | ¥560,000 |
そのため、最低でも56万円、安心してスタートするには60万円以上の貯金が望ましいといえます。
実際に購入した人の声:どこに予想外の費用がかかった?
大学生ライダーYさんは「車体40万で足りると思ったら、任意保険と装備品で一気に追加10万円くらいかかりました。ヘルメットは妥協せず選んで正解でした」と語ります。
また、30代社会人のMさんは「バイク本体よりも任意保険のシミュレーションを事前にしておけばよかった。年齢や等級で全然違う」とのこと。やはり保険周りは早めにリサーチするのがポイントです。
まとめ:バイク購入には“見えないお金”も含めて考えよう
250ccのバイクは、維持しやすく走りも楽しめる万能クラスです。しかし、車体価格だけを見ていると、後で思わぬ出費に悩まされることも少なくありません。
今回のように、40万円の車体には+15〜20万円程度の費用が発生することを想定し、しっかりと資金計画を立ててバイクライフをスタートさせましょう。
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