ワドー除雪機のオイル選びに関しての疑問を解消するため、ディーゼルエンジンオイルと油圧オイルの適切な選定方法について詳しく説明します。30年以上前のワドー除雪機(ディーゼル/SS13WT)を使用している方にとって、オイル選びは非常に重要です。適切なオイルを選ぶことで、機械の性能を維持し、長寿命を確保できます。
エンジンオイルの選定: ガソリンディーゼル兼用オイルの使用は可能か?
エンジンオイルの指定に関して、「ディーゼルオイル10W30」と記載されていますが、ガソリンディーゼル兼用のオイル10W30を使用することは可能なのでしょうか?エネオスモーターマルチなどのガソリン・ディーゼル兼用オイルを使用しても、基本的には問題ありません。ただし、ワドー除雪機のように長期間使用されている機械の場合、エンジンの摩耗や汚れが溜まっている可能性があるため、オイルの性能を最大限発揮するために、専用のディーゼルオイルを使用することをおすすめします。
ガソリンディーゼル兼用オイルは、特に低価格帯で販売されており、手軽に購入できる点が魅力ですが、長期的に見た場合のエンジンへの影響を考慮する必要があります。
油圧オイルに関する疑問: なぜガソリンエンジンオイルが指定されているのか?
次に、油圧オイルに関する疑問ですが、なぜガソリンエンジンオイル10W30が指定されているのでしょうか?その理由は、30年以上前に作られたワドー除雪機では、当時の技術的な制約やエンジン設計の影響により、ガソリンエンジンオイルが適していたためです。
現在、VG32のようなオイルは新しい機械やより強力なディーゼルエンジン向けに開発されていますが、旧型の機械に使用する場合、当時の設計基準に合わせたオイルが必要とされることが多いです。ガソリンエンジンオイルは、エンジンに優しい成分が含まれており、特に摩擦を抑え、エンジン内部の動作をスムーズに保つ働きがあります。
VG32オイルの使用は問題ないのか?
VG32オイルについてですが、現行のワドー除雪機の同等馬力ディーゼルエンジンではVG32が使われていることがあります。VG32オイルは高性能ですが、30年以上前のワドー除雪機には必ずしも適応しない可能性があります。使用する場合は、機械メーカーや整備士に確認することをおすすめします。
新しいオイルを使用する際には、機械の仕様や過去に使用されていたオイルとの互換性をしっかりと確認し、必要であれば専門家に相談することが大切です。
まとめ
ワドー除雪機のオイル選びは、エンジンオイルと油圧オイルの2つの重要な要素を考慮する必要があります。ガソリンディーゼル兼用オイルは使用できますが、できるだけ専用のオイルを選ぶことをおすすめします。また、油圧オイルについては、当時の設計基準に基づいたオイルを使用することが最適です。VG32オイルの使用については慎重に選び、機械の仕様に合ったオイルを選ぶようにしましょう。


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