ドライブレコーダー(ドラレコ)は、事故時の証拠保全やトラブル対策として現代の車には欠かせないアイテムです。しかし、フロントガラスが割れている状態では、どのようなドラレコを設置すべきか悩む方も少なくありません。この記事では、フロントガラスが破損している際にドラレコを設置する上での注意点と、適した製品や代替策について詳しく解説します。
フロントガラスに割れがある状態での設置リスク
フロントガラスにヒビや割れがある状態でドラレコを取り付けると、以下のような問題が発生する恐れがあります。
- 吸着や粘着が安定せず落下のリスクがある
- 割れた部分から振動が伝わり映像が不安定になる
- ヒビを広げる可能性がある
- 法令上、安全性に問題があると判断される場合も
特に、ドライブレコーダーの重量や振動がヒビの拡大を招くリスクは看過できません。まずはガラス交換を優先すべき状況です。
ガラス交換前の一時的な代替方法
ガラス交換前でもどうしてもドラレコを設置したい場合は、以下の代替方法が考えられます。
- ダッシュボード設置型:フロントガラスに貼らず、ダッシュボードに置くタイプ(ただし映像の視界が制限されやすい)
- 吸盤式ではなく粘着シートタイプ:割れた箇所を避けて貼り付け可能な場所を選ぶ
- ミラー型ドライブレコーダー:ルームミラーに被せて装着するタイプはガラスに接着しない
いずれも応急的な手段としては有効ですが、正確で安定した記録を求めるならフロントガラスの交換後に改めて設置するのが理想です。
フロントガラス交換後におすすめのドラレコ
ガラス交換後に設置する際は、以下のようなポイントでドラレコを選ぶと安心です。
- 高画質録画(フルHD以上)
- 駐車監視モード付き
- GPS機能付き
- 衝撃検知録画
おすすめ製品の一例として、ユピテルやコムテック、パイオニアの製品は日本製で信頼性が高く、保証面でも安心です。ユピテル公式サイトでは最新機種の比較表なども確認できます。
車検や安全性への影響
実は、フロントガラスにヒビがある状態では車検に通らないケースが多いです。ヒビが運転席の視界にかかっている場合や、破損が広範囲に及んでいると、安全性の観点から不合格とされることがあります。
そのため、ドラレコ設置の前にフロントガラスを修理または交換しておくことが、長期的に見ても賢明な選択です。
まとめ:安全を最優先に、ドラレコはガラス交換後に
フロントガラスが割れている状態でのドラレコ設置には大きなリスクが伴います。ドラレコの性能を活かすためにも、まずはガラスの交換を済ませてから設置することが推奨されます。
どうしても応急的に設置したい場合は、ミラー型やダッシュボード設置型など、ガラスに依存しないタイプを選びましょう。ドラレコは安全のためのツールだからこそ、土台となるガラスの状態をおろそかにせず、しっかり準備することが大切です。
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