1963年式インパラのターンシグナルスイッチ配線図を探している方へ。本記事では各色の意味と接続先をまとめ、修理や復元作業をスムーズに進められる情報をご紹介します。
配線色の基本構成
1961–64年式GM汎用スイッチに共通する配線色が、1963年インパラにも流用されています。
以下はアメリカンオートワイヤ社による配線図から確認できる、ターンシグナル関連の配線色です。
色 | 機能 |
---|---|
White | ブレーキスイッチからの12 V入力 |
Dark Green | 右側テールライト信号 |
Yellow | 左側テールライト信号 |
Purple | フラッシャー(ターン信号フラッシュ制御)12 V |
Brown | ハザード(非常点滅)12 V入力 |
Dark Blue | 右前方ポジションランプ |
Light Blue | 左前方ポジションランプ |
Black | ホーンリレーアース/接地 |
この8本がスイッチ本体から伸びており、カラム内で対応するライト・ブレーキ・ホーンに接続されます。
実例:配線作業上の注意点
たとえば、Purple線は「フラッシャーからの出力」で、左右のターン信号を点滅制御します。Brownと合わせてハザード機能を果たします。
Light Blue/Dark Blueはポジション用の電球に通電するための線で、無視されやすいですが、ウインカー非動作時でも車幅灯として重要です。
配線チェックの手順
1. 配線色を一致させてコネクタへ正確に接続
2. フラッシャーリレーにPurpleを接続し続いて左右間で出力振り分け
3. Brown(ハザード)線は両側のターンへ並列配線
カラムスイッチを交換・復元する場合
レストア用スイッチやリプロ品を導入する際は、スイッチ本体側の配線色が同様か確認してください。少しでも色が違うと、点灯しない、またはショートの原因になります。
配線作業後は、必ずウインカー・ハザード・ブレーキ灯・ポジション灯をすべて実車点灯確認しましょう。
よくあるトラブルと解決策
・ウインカー点滅しない:Purple線断線やリレー不良。
・左右どちらかしか点灯しない:Yellow/Dark Greenの接触ミスや断線。
・ホーンが鳴らない:Black線の接地確認とホーンリレー側接続不良をチェック。
まとめ
1963年インパラのターンシグナルスイッチ配線は、White/Dark Green/Yellow/Purple/Brown/Dark Blue/Light Blue/Blackの8本がキーとなります。
カラーコードを正確に把握・接続すれば、ウインカー・ハザード・ブレーキ・ポジション灯・ホーンが正常に動作します。
配線作業の際は、スイッチ側と車体側のコネクタ仕様と色を照合し、作業後はすべての灯火装置を点灯確認してください。
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