JZX90系マークIIは、1990年代のトヨタが誇るFRセダンの代表格。ドリフトや街乗り、そしてVIP仕様まで幅広いカスタムに対応する懐の深さが魅力です。今回は「ノーマルフェンダー×車高調導入済み」という設定で、最適なホイールサイズ(J数とインセット)についてわかりやすく解説します。
JZX90マークIIの純正サイズとクリアランスの特徴
純正ホイールサイズは15インチ・6.5J+50前後が一般的ですが、現代のカスタム基準ではかなり控えめなサイズ。ノーマルフェンダーでもある程度のツラ出し・リム幅アップが可能です。
前後のフェンダークリアランスやサスペンション構造から、9J前後までは干渉の少ない範囲とされています。
特にJZX90は前後でクリアランスが異なるため、前後異サイズにすることで理想的なスタンスを実現できます。
ノーマルフェンダー×車高調での目安サイズ
この仕様で人気が高いのは以下の組み合わせです。
位置 | J数 | インセット(オフセット) |
---|---|---|
フロント | 8.5J | +30〜+38 |
リア | 9J | +30〜+35 |
これらはフェンダー加工なしでの「ツライチ」狙いのサイズ感で、引っ張りタイヤやキャンバー調整で微調整すれば収まりやすいです。
実際の装着例と使用感
例えば、WORK EMOTION CR Kiwami(前後18インチ)を装着したユーザーは、フロント8.5J+35/リア9J+30で、わずかなキャンバー調整と205/40R18タイヤで自然な仕上がりを実現しています。
このように、やや攻めたサイズでもノーマルフェンダーで十分対応可能です。
また、ENKEIやRAYSの軽量ホイールを選ぶことで、見た目だけでなく走行性能にも好影響を与える点もポイントです。
注意すべきポイント:干渉・引っ張り・車検対応
ノーマルフェンダーでは、あくまで限界を見極めたサイズ選びが必要です。ハンドルを切ったときのインナーフェンダー干渉、リアのストローク時の接触などが生じる可能性があります。
また、タイヤを過剰に引っ張るセッティングや、フェンダーギリギリのツライチは構造変更や車検非対応となることもあるため、実用性や法的観点も踏まえて判断することが重要です。
迷ったらショップに相談を
どうしても不安な場合や、狙ったサイズでフェンダー干渉が懸念されるなら、車高調メーカーやホイール販売店に相談するのも有効です。実車での計測やマッチング実績があるショップであれば、より正確なアドバイスが受けられます。
また、ドリフト用途と街乗り用途で求められるサイズが微妙に異なるため、自分の使い方を明確にして相談しましょう。
まとめ:ノーマルフェンダーでもJZX90はホイール選びの自由度が高い
JZX90マークIIはその設計上、ノーマルフェンダーでも比較的幅広いホイールサイズに対応できます。フロント8.5J+35前後、リア9J+30前後が一般的な目安ですが、タイヤサイズ・キャンバー調整・用途によって最適解は変わります。
「かっこいい見た目」と「日常使いの快適性」のバランスを意識して、自分だけのスタイルを仕上げていきましょう。
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